はじめに
こんにちわ!
今回の記事ではロックフィッシュを水槽で飼育していてぼーっと水槽を見ていて感じた事をダラダラ書いていこうと思います!
飼育下での生態なので自然環境内との生態と異なる可能性があります。その点はご了承ください。
おそらくこの内容は釣りに活かせるかというと怪しいところですが、、笑
また、変な発言や間違った発言が出てくるかもしれませんが、そこは右から左に受け流してください。ムーディのように。

餌の探し方
アイナメとソイを飼育していると餌を探すときの目の動きに違いがある事に気づきました。
アイナメの目はカメレオンのように360℃回転させる事ができるようで、顔を動かさなくてもかなり広い範囲を見渡す事ができます。
例えるなら草食動物のような視野ですね。多分。
なのでアイナメとシマウマの見えてる世界観はきっと一緒なんでしょうね。笑

アイナメは活性が良い時は根や石の上から餌を探し、水面や上をキョロキョロします。

一方で、活性が低い時は目だけ上をむけています。根からも出てきません。

下に居る個体はさり気なく目だけ上を見ています。一応餌を意識しています。しかし餌は近くまでこないと捕食しません。

アイナメはだるい時?は横になったり、ソイによりかかったりと、かなりおっさんみたいな動きをします。(写真なくてすいません)
これは自然界でもやっているのか気になります。
もしやっているなら、、他の魚からしたら、かなり迷惑な行為ですね。笑
一方ソイはアイナメのように目を360℃キョロキョロ動かす事ができません。そのため餌を探すときは顔全体を動かして餌を探します。

↑餌を探してみんな上を向いています。

活性が良いと、というか懐いてくると、根の中から一気に出てきて餌をおねだりしてきます。
ソイはアイナメよりも人に懐きやすく、人の顔を覚えてくれます。
毎日餌を与え続けると、池に沢山いるコイのように水面で餌をパクパクするときもあります。

アイナメはかなり神経質!?
アイナメは個体差もありますが、かなり神経質な個体が多く、ソイよりも懐くのに時間がかかります。
また海から水槽という新しい環境に入ると、新しい環境に慣れるまで、底でじっとします。
約2,3日くらいは餌も食べずジッとしています。
環境の変化というのは①水温変化②塩分濃度③溶存酸素④亜硝酸濃度
まず①水温変化について、
アイナメは水温変化に弱いです。
水槽の温度が2℃以上急に変わると一気に動かなくなり、餌を食べなくなります。
また水槽内でも水温が適切なエリアにさり気なく移動します。(寒いとヒーターの近く、暑いとフィルターの排水付近など)
水温変化に慣れるのには1,2日ほどかかるみたいです。
これは自然界でも起きる現象ですし、実際に釣りをする時に水温変化があると活性が下がる理由と同じですよね。
②塩分濃度
アイナメは汽水域まで生息するので低い塩分濃度にも適応はできるのですが、急激な塩分濃度の変化には弱いようです。
水槽内で水変えや、採集してきたところの海水の塩分濃度と水槽の塩分濃度に差があると急激に活性が下がります。
この塩分濃度の変化は水温変化よりも影響が大きいようで、あまりにも塩分濃度の差が大きいとアイナメの臓器内が萎縮してしまい最悪死ぬ場合もあります。
そのため塩分濃度の変化の影響は大きいと考えられます。
水槽内でも急激に塩分濃度が変わると、アイナメは体色が急に薄くなったり、呼吸する回数が以上に多くなります。
この状況が続いている間は、アイナメは餌を一切食べません。恐らく体を環境変化に対応させるのに精一杯なんでしょうね。
これも落ち着くのに1,2日かかります。
塩分濃度の変化は自然界でいうと大雨が降った事で海水が薄まり、塩分濃度が変化します。また河川に近いエリアでは大量に淡水が海に流れ込むので、そういうエリアの方が一気に塩分濃度が下がります。
海水量が少ないシャローエリアは塩分濃度の変化が大きいので、塩分濃度が下がると塩分濃度の変化が小さいディープエリアなどに一時的に移動してしまいます。
ですので急激に雨が沢山振った次の日などは、アイナメの活性はかなり落ちます。
これはソイにも言える事ですが、ソイのほうが環境適応能力が高いです。
③溶存酸素
溶存酸素はかなり重要な項目になります。
酸素が無いと生き物は生きていけません。そして何よりアイナメは酸欠に凄く弱い種になります。
アジやサバなどの回遊魚と同じくらい弱いです。
酸素が少ないエリアでは泳ぐ事もできず、呼吸するのが精一杯になります。そのため溶存酸素量の多いエリアに自然と集まります。
酸素が多いエリアはサラシができるエリアや海草が多いエリアになります。
水槽内でもアイナメはエアレーション周りやフィルターの排水周りにも着きます。
④亜硝酸濃度
これは自然界ではあまり影響が無いので、釣り人からしたらあまり気になる要素ではないのですが、影響力は①~④で一番強いです。
亜硝酸は簡単に言えば「毒素」になります。この濃度が高ければ高いほど毒素が強く魚も死んでしまいます。
以前亜硝酸濃度が高い水槽にアイナメを入れてしまい5秒で死なせてしまった事もありました。(←本当に5秒くらいで痙攣起こして死んでしまいました)
それほど強い毒性になります。
この亜硝酸とは魚の糞や尿から生成されるので、自然界ほど広いエリアでは沢山のバクテリアが居るため、亜硝酸が生成されてもすぐ分解してくれるのですが、水槽のように小さな水槽では亜硝酸を分解するバクテリアが少ないため、亜硝酸が増えて魚が死んでしまいます。
自然界でもし亜硝酸が多いエリアがあるとすると、湾奥の潮通の悪いエリアなどにゴミや魚の死体などが浮いているエリアになります。
ゴミや死体も腐敗すると亜硝酸が生成されるので、その近辺は亜硝酸が漂っている可能性がありロックフィッシュは近づきません。
釣りではあまり関連の無い要素ですが飼育ではとても大事になる要素となります。
さいごに
魚を飼育していると普段見れない姿や性質を知る事ができます。
その飼育している姿から色々な事が勉強できます。
私は現在はクロソイしか飼ってないのですが、ゆくゆくはアイナメやソイを飼育し、飼育から得た情報から釣りのテクニックを確立してみたいなあと思っています。
根魚は飼育難しい餌付できたのは意外にもコブダイだけでした。