真冬ロックフィッシュシーズンオフのターゲット!マダラフィッシング入門

はじめに

1月に入るとドンドン水温が下がっていき、ロックフィッシュも越冬するために水温変化が小さい深場に移動していきます。

またディープに移動した上に低水温のため、活性も低くなりとても釣りにくい時期に突入します。

そのため東北では1月~3月くらいまで(地域によっては5月くらいまで)がロックフィッシュのオフシーズンと言われています。

 

しかし、そのオフシーズンで近年ロックフィシング感覚に楽しめるターゲットがいます。

 

それが

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鱈(タラ)です。

 

タラのイメージは船釣りでの深海釣りのイメージをもっている人も多いと思いますが、ちょうどこの時期はタラの産卵が終わり、

体力の回復をするために浅場(水深50m~80mくらい)まで接岸してきます。

 

そのためこの時期では比較的浅いエリアでタラを狙う事ができるので、比較的ライトなタックルやロックフィッシングの仕掛けで釣る事ができます。

 

近年東北では、タラジギングが有名になっていますが、当初はロックフィッシングの仕掛けでタラを釣っていたものが派生しタラジギングが流行っているそうです。

そのためロックフィッシングの代替ターゲットとしてもタラはピッタリといえます。

 

以下にタラジギングのヒットシーンの動画を掲載します。

これで少しでもタラ釣りに興味を持てたら幸いです!

 

2018年タラジギング釣行動画

 

 

 

タックル

ここではタラフィッシングをしてみたい人達にタックルの紹介をいたします。

タラ専用のロッドは無いので、タラフィッシングに適したタックルをご紹介します。

 

ロッド

バスロット

引用:ブラックバス釣行記

シャローエリアに差し込んできたタラを狙う時に必要なタックルですが、

理想はジギングタックルですが、「とりあえずやってみたい」という方にはロックフィッシングロッドや固めのバスロッドでもできるそうですが、

ジグを200g前後のものを扱うので、それに耐えれる・扱えれるタックルを使用しましょう。

写真 2017-01-29 7 11 16

水深100m以降を攻める場合はジグウエイトを200g~250gを使用するため、それに耐えれるロットが必要になります。

水深1oom以内を攻める場合はジグウエイトは100g~200g以内を使用するためそれに耐えれるロットが必要になります。

 

ロットの長さはさほど重要ではありませんので、自分の身長前後くらいあれば十分だと思います。(5ft~6ftくらい)

逆にロットが長いと船釣りではやりにくいと思いますので、長いロットはお勧めできません。(7ft以上のもの)

 

 

ちなみに2017年2月1日現在ではタラは120m~200mラインに群がいるようなので

 

2月上旬~中旬は水深100m~150mラインを攻めれるタックル

2月下旬以降は水深100m以内を攻めれるタックルがあるといいと思います。

 

(※上のスケジュールはあくまで目安なため参考程度にお願いします)

 

リール

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リールはスピニングリール・ベイトリールどちらでも使用可能です。

ただし水深が100m以上あるエリアを攻めることになるので、ラインキャパが高いリールが必須になります。

目安としては4000番~5000番クラスがあれば大丈夫です。

そしてラインは200mくらい巻きます。

 

またタラジギングを実際にして思った事が、スピニングリールはベイトリールに比べ巻上げ力が弱いので150m位沈めて巻き上げるのは、とても疲れますし遅いです。

これで影響が出るのが、

魚がヒットした後に巻き上げるのに時間がかかる事です。

時間がかかる事でファイト時間が長くなりバラス可能性も上がります。

 

また私の場合こちらがきつかったのですが

ある程度ポイントが釣れなくなると船長さんから「移動しまーす。ジグを回収してくださーい」とアナウンスされます。

 

そうするとみんな一心不乱に高速でラインを巻きます。

そうするとスピニングリールを使用している人は回収が遅くなりますし、体力もベイトリールの人より消費します。

 

これがはじめての人にはかなりキツイと思います(笑)

 

 

これがスピニングリールを扱う人が意識しておく点だと思います。

 

 

ライン

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ラインはシャローエリアといってもそれなりに深場なので深場でも感度の良いPEラインがお勧めになります。

ラインの太さは2号~3.5号がお勧め。ラインキャパは200mくらいがお勧めになります。

リーダーは2~3m。太さは10号~14号が目安になります。

また高切れしたときを考慮して、代え用のラインを準備しておくといいと思います。

 

それかラインを変えるのには時間がかかってしまうので、代替のリールを準備した方が切り替えが早くていいと思います。

タラは群れにあたると一斉に周りも釣れ出すので、そのタイミングに釣りができないのは痛いので、

すぐきりかえれるように代替リールやロッドがあるといいと思います。

船釣りなので多少荷物が多くても大丈夫ですので是非準備しておきましょう。

 

 

ルアー

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画像引用:ハンター塩津釣行記:タラジギング

タラのルアーはメタルジグにタコベイトをつけるスタイルが主流になります。

現在岩手県の上州屋ではタラジギングコーナーなどもあり、タラジグなども置いてありますので、そういうのを選ぶといいと思います。

その他のオプションとして、

近年ではジグのフックにニオイのついたワームをつけて釣るスタイルも流行ってきています。

塩津さんの話ではニオイも重要ですがそれ以上にタラはシルエットに反応がけっこう影響されやすいそうなので

パルスクローなどのホッグ系シルエット、イールなどのストレート系シルエット、パルスワームなどのカーリーテールシルエット系があるといい思います。

仮にタラが反応悪くてもアイナメやマゾイなども反応してくれるのでワームは準備しといて損は無いと思います。

 

ジグの重量は色々な水深を攻めるので120g~250gをそろえておけば色々な水深に対応できます。

ジグの重さは潮と深さで使い分け

水深50m前後→ジグ重量100g~150g

水深100m前後→重量180g~230g

があれば底をとりやすいと思われます。

目安としてジグは1つ1000円~3500円くらいするので、自分の金銭予算に合わせたものを購入するといいと思います。

形状は細長いものを基本的にみなさん使っていましたので細長いシルエットはいいのかもしれないですね。

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こういう細いのが確かに釣果良かったです↓

 

写真 2017-01-29 9 54 30

また根がかりロストはポイントにもよりますが、1,2個ロストするかしないかくらいになりますので、沢山あるに越した事はありませんが、

ロストはロックフィッシングほど気にしなくていいと思います。

 

 

フック

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タラは口が切れやすいのでフックは重要になります。

フックは基本的にはタコベイトとの併用をお勧めします。

タコベイトとフックが一緒になっているものも販売していますので初心者はセット販売しているものがお勧めだと思います。

写真 2017-01-31 21 49 34

こだわりがある方はタコベイトとフック別売りしていますので、それぞれ購入して自分でセッティングするのもいいと思います。

ラインの長さは3cm、フックサイズは3/0をメインにして色々なサイズを準備しておくといいと思います。

 

以下にセッティング方法を載せます

①まずタコベイトとジグを準備します。

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②ジグのアイ(糸を結ぶ輪っか部分)にタコベイトをつけます

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③タコベイトは上でも下でもどちらでも問題ないです。

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根がかり率もあがりますが一番良いのは両方にフックをつけるのが良いと思います。

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なのでタコベイトはジグ一つにつき2つ購入するのが良いと思います。

 

アクション

タラ釣りのアクションはロックフィッシングと基本的には同じでリフト&フォールになります。

私も塩津さんからタラジギングのアクション方法を聞いたところ、、、

 

 

「底に沈めて底とって巻いて沈めて、、巻いて沈める、、、以上!」といわれました。笑

 

要するにロックフィッシングと同じという事になります。

 

ですのでロックフィッシングを行っている人からすると、そこまで難しい釣方では無いと思います。

 

水深100mで底をとれるの??って思う人もいると思いますがジグのウエイトが適切だとしっかりわかります。

そして魚が当たるのもわかります。

 

魚によってアタリ方は色々ですがタラのアタリ方は鈍いアタリ方が多いです。

イメージはアイナメやソイみたいなアタリ方ではなくドンコみたいな鈍いアタリ方が一番近いアタリ方に感じました。

 

またドンコ同様、アタリ方も素早くは無いので食わせる間を入れる方が良いです。

リフト後やフォール後に少しアクションを止めて、食わせる間を与えるといいです。

このステイ中にアタリが集中しやすいです。

 

アタリがありロットに重みがのったらフッキングし、ロックフィッシュ同様ゴリ巻きで巻いてきます。

 

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またタラに限らず水深のあるエリアでヒットすると魚が急浮上するときがあり、そのタイミングでラインテンションが抜け、ジグもウエイトがあるのでこの時によくばらす事があります。また隣の人とお祭りする事もあるので、意外とばらす事もあるのでやり取り中は気が抜けません。

 

また水深にもよりますが釣り上げるまで5分以上かかるときがあります。

 

 

以下にタラジギングの動画を添付しますので、イメージを掴んでみて下さい

 

ハンター塩津さんタラジギング動画

その他のタラジギング動画も掲載いたします。

ロックフィッシュ大全タラジギング交流会

 

その他

その他の釣りとは直接関係ありませんがあると良い事や意識しておくといいことが

 

船酔いに弱い人は必ず「酔い止め薬」は準備しておいた方がいいです。

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私が乗船した日はかなりの凪でいいね!って言われましたが、

凪と言われても冬からしたらなので、やはりそこそこ揺れます。

凪でもそこそこ揺れるので、基本冬は揺れると思っていいと思いますので、酔うと釣りする時間も減りますし集中力も落ちるので

予防しておくといいと思います。

 

また冬の船釣りはとにかく寒いので、普段の防寒服の1.5倍強めに防寒対策をお勧めします。

 

その他には飲み物と食べ物を少々準備しておくと小腹がすいた時や喉が渇いたときなどに対応できます。

 

また船の上はタラエキスなどで汚れるので長靴などで乗船するといいと思います。

 

さいごに

 

タラジギングいかがでしょうか?

ロックフィッシュに限らず中々ターゲットがいない真冬にシーズンインするマダラフィッシング。

ロックフィッシュロッドをしまうのをもう少し待ってみるのはいかがでしょうか?

 

タラ釣りをしてみたいけど船の予約ややり方がわからない。。という「タラ釣り初心者の方やタラ釣りをやりたい!」という人の方に

ロックフィッシュ大全で

3月に以下のようなイベントを企画します。

 

タラ船釣り交流会

詳細はこちらから→タラ釣り交流会詳細情報はこちら

 

もしご予定が合う方は一緒にタラ釣りをたのしみましょう!

 

 

 

シェアしてもらえると感激です(*^^*)

ABOUTこの記事をかいた人

岩手県一関市出身。 秋田・岩手をメインに釣りをやっています。ロックフィッシング・シーバスフィッシング・バス釣りをやっています。 釣りの他に釣魚の飼育・アクアリウムも20年ほどやっています。 釣りや魚の飼育方法について主に記事を書いています。