はじめに
今回は以前2015年12月10日に秋田県・秋田港の火力発電所でロックフィッシングに行った時の記事をかかせていただきます。
12月の秋田は全国的に有名な「ハタハタ祭り」が開催されている時期です。

ハタハタ釣り風景:画像引用本間釣具店
東北の日本海側はハタハタブームで盛り上がっている時期なんですが、実はこの時期のロックフィッシングも中々熱いです。
今回はハタハタブームでやっている人が少ない「ハタハタパターンのロックフィッシングの釣り方」をご紹介いたします。
パターン
12月の秋田は漁港一帯が「ハタハタ一色」に染まり、堤防はハタハタ釣り師で埋まります。
そのためロックフィッシングをするにあたり、以下のような問題が発生します。
①ハタハタ釣り師が堤防いっぱい居るので釣りができるポイントが少ない
②海の中もハタハタだらけになり、ロックフィッシュが活動しにくくなる
という点があげられます。
①ハタハタ釣り師が堤防いっぱい居るので釣りができるポイントが少ない
安全な堤防や足場の良い漁港は基本的にこの時期は「ハタハタが釣りやすい漁港」はハタハタ釣り師が1日中いるので、この時期はロックフィッシュをやるときは外した方がいいです。
ハタハタを釣りやすい漁港の一例をあげると
由利本荘方面、、道川漁港(詳細URL: 道川漁港情報)
松ヶ崎漁港(詳細URL: 松ヶ崎漁港情報)
本荘マリーナ(詳細URL:本荘マリーナ情報)
秋田港方面、、、セリオン前・秋田マリーナ近辺(詳細URL:秋田港前情報)
男鹿方面、、、、、椿漁港(詳細URL: 椿漁港情報)
北浦漁港(詳細URL: 北浦漁港情報)
上記漁港はハタハタ釣りで有名な漁港のため、この時期は地元の方だけでなく、県外の人も沢山来ますのでハタハタ釣り以外をやろうと思っている方は上記漁港は外した方が賢明です。
②海の中もハタハタだらけになり、ロックフィッシュが行動しにくくなる
ハタハタが沢山居るポイントはハタハタが沢山泳いでロックフィッシュは基本的に岩場の隅や影に隠れてしまい、なかなか釣りにくい状況となります。特に日中はなかなか難しいです。
なので狙い目は夜釣りです。
夜はハタハタ釣り師も少なくなり、またハタハタを狙って大物が回遊しているときもあり大物の事績が高い時期でもあります。
地形にもよりますが、秋田港のハタハタは夜岸よりに寄っています。つまり普段ロックフィッシュを狙う「堤防の際」にハタハタが寄っているため、普段釣れる「堤防の際」ではロックフィッシュではなくハタハタの方が釣れます。
そこで、ハタハタを狙っているロックフィッシュがいるポイントはずばり、ハタハタの群れの外側になります。(下記図参照)

ですので、こういうシチュエーション時は軽くキャストして手前側にリフト&フォール、あるいは海底近辺をスイミングで攻めるのが効果的です。
釣記
それでは上記を踏まえて解説していきます。
12月10日に行ったポイントは火力発電所。
火力発電所は通年「温排水」が流れているため他のポイントよりも水温が高いためハタハタのみならず、ベイトがチョロチョロいます。ですので冬の釣りには良いポイントとなります。
今回の仕掛けはいつもの「ジグヘッド+サンドワーム」

この時も足下ではハタハタだらけでしたので(ハタハタはワームでも釣れます)
そのハタハタを狙っている魚を狙うため、沖側ににキャスト。
キャスト後ボトムをメインで攻めます(表層にはあまりハタハタが居ないので表層はせめません)
冬時期に釣れるロックフィッシュですが、この時期のロックフィッシュは動きが鈍いため、ボトムバンピングでネチネチ攻めるのが効果的です。
そして
「モソモソ」とした活性の低いアタリがでました。
モソモソしたアタリの場合は即あわせ厳禁で、少し間をおいてフッキング。

安定のカサゴ。
1本釣れればこのパターンでいけるので、沖目から狙っていくと

ちっちゃいメバルから

30cm台の大物カサゴも釣れます。
ハタハタがベイトという事は「魚の形をしたワーム」も効果的なため
魚の形をしたワームという事で「パルスワーム」でカーブフォールで攻めたところ

カーブフォールに効果的なクロソイも釣れます。


クロソイフィーバーとなりました。
さいごに
ハタハタの時期は「ハタハタしかいないよ!」と言われることが多いのですが、本質はハタハタが居すぎて他の魚が釣れにくいだけで、ポイントを見つければ釣る事ができます。
この時期しか釣れないハタハタも魅力的ですが、ついでにロックフィッシュもやってみると油ののったロックフィッシュもおみやげ追加できるかもしれないですね!
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