2017年1月13日
最強寒波が日本列島に直撃いたしました。

実はこの日ハンター塩津さんとロックフィッシングの動画撮影の企画で大船渡に釣りにいきました。
今シーズンは海草が少ない事により、シャローエリアにアイナメがあまり多くノッコンでこない渋い状況に加え、
この最強寒波のコンボ。
今シーズン最低のコンディションの釣行となりました。
そんな激シブ状況下でハンター塩津さんはどう攻略していくのでしょうか。
考察を含めご紹介していきます。
まず1月中旬の例年のアイナメの行動パターンをご紹介します。

1月に入ると、水温がドンドン下がっていき、アイナメの適水温(16℃~18℃くらい)から離れてくると、環境適応能力が弱い小型~中型の個体は、
ドンドンディープエリアに移動していきます。
しかしディープエリアに入る前に沖目の岩場や島周りで餌を捕食し体力を回復してからディープエリアに落ちていきます。
一方で環境適応能力が高い大型個体(48cm以上のモンスターサイズ)はディーエリアに移動せずシャローエリアに残っています。
以上が1月のパターンになります。
これを踏まえた上で今回の釣行を行いました。
まず登山をして体を温め、、、磯にエントリーします。

シャローエリア

ミドルエリア

そしてディープエリア

この3エリアが全て攻めれるポイントに入り、
全て打つ事でおおよそ今アイナメがどのへんに溜まっているのか把握する作戦にしました。
まずはシャローエリアを狙い、まだアイナメが残っているか、また大型個体が居るか調べました。
今の時期はアタリはほとんど無いが出ればデカイ!というタイミングになります。
結果は、
しばらくキャストしアタリがなかった事から、シャローエリアにはもうアイナメが残っておらず、シャローから離れていると予想できました。
また当日は寒波の影響で活性が極端に落ちた事で口を使っていない可能性も考えられますが、1回もバイトが無かったことから居ない可能性が高いと塩津さんは考察していました。
その後はミドルエリアとディープエリアが隣接したエリアを攻めたところ、
沖根でついにアイナメがヒットしました!


この個体はディープエリアに落ちるステイジングポイント近辺にいたため、これからディープエリアに行く個体と考えられます。
この移動する個体はある程度群でいる傾向が強いので、1本釣る事ができれば例年では同じエリアで追加で数本上げる事ができるのですが
今回はこの後、1回アタリはあったのですが続きませんでした。
今シーズンはシャローにノッコンできた数も例年に比べかなり少なかったため、
群自体も数は多くなく、1本釣れても後が続かないのが今回のパターンでした。
その後色々なエリアを打っていき、一番アタリがあったのがディープエリアだったため、
今回の寒波で水温が落ちほとんどがディープエリアに移動してしまったと考えられます。
今回磯場を色々攻めて、丁度寒波の影響で水温が変化している最中での釣行という事もありパターンの判定が難しかったのですが、
現状での傾向としては、もうほとんどの個体がディープエリアに落ちてしまいほぼシーズン終了といったような感じでした。
またシャローにノッコンできた個体数も少なかったため、シャローにいる個体数も例年に比べかなり少ないため、シャローエリア狙いをするのもかなり広いエリアを攻めないと導き出すのが難しそうに感じました。
以上の事から
今シーズンのアイナメは金華山を除くとほぼ終了になってきているように感じました。
次回の記事はこの最低コンディション時の堤防フィッシングについて書いていこうと思います。