2月ロックフィッシュ釣行・2月アイナメパターン

ここ最近タラジギング以降とにかく仕事が「忙しい」事と、

 

2月になるとロックフィッシュがとにかく「釣れない」という理由から一切釣りをしていませんでした。

 

 

しかし家で飼っているロックフィッシュの海水のストックが無くなってきたので、

 

 

これを機に海水を汲んでくるついでに、ロックフィッシングをしよう!という事で釣りに行ってきました!

 

 

 

今回選んだエリアは家から一番近くてかつ、通いなれている岩手県陸前高田市にエントリーしました。

 

 

 

 

仕事に行く前に作った時間のため朝5時~7時半の短時間勝負。

 

 

 

今の時期のアイナメのパターンをおさらいすると、今の時期のアイナメは産卵も終わり体力をある程度回復させ、水温変化の小さいディープエリアに移動します。

 

そのため基本的には今の時期は陸からキャストして届く範囲にはほとんどアイナメは居ません。

 

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しかし極少数ですがキャストで届く範囲内(シャロー~ミドルエリア)に居残る個体がいます。

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この極少数のアイナメが今の時期陸から狙えるターゲットになります。

 

では,どこのエリアのシャロー・ミドルエリアにもいるかと言われると、そんな事は無く、

ある一定の条件を満たしたエリアにいる可能性が高いと考えられます。

 

 

必須条件1:水温変化が小さいエリア

先ほど上で書いたように、この時期のアイナメは水温が低くてかつ水温変化が大きいためにディープエリアに避難します。

 

しかしミドル・シャローエリアにも水温変化が小さくてかつ他のエリアより水温が高い所があれば、

一部のアイナメはディープエリアではなくこのエリアにいる可能性が高いと考えられます。

 

では水温変化が低くて水温が他よりも高いエリアはどういういう要素があるかというと

 

・潮が直撃しないエリア

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外洋からの冷たい潮が直撃するエリアは他のエリアよりも水温が低いし、水温変化も大きいです。

そのため外洋の潮の直撃を防ぐ、沖に大きな岩(根)や島、または沖堤防・沖テトラなどがあるのが理想です。

 

・ワンドエリア

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ワンドは地形の形上水温変化が小さい構造になっています。

水の循環が半島先端に比べ、鈍いため水温変化が他のエリアよりも安定しています。

 

・南向きの北岸エリア

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この向きのエリアは日照時間が長いため、影になる時間が他のエリアよりすくないため水温が上がりやすいエリアです。

 

・ディープが隣接しているエリア

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この時期はシャローエリアよりもディープエリアの方が水温が安定しています。

上げ潮でディープエリアの水が流れ込んでくると水温が上がりやすくなります。

 

 

必須条件2:ベイトがいる

この時期は水温が安定しているだけではそのエリアにはいません。

この要素に加えさらに餌(ベイト)が居ないと意味がありません。ベイトがいるエリアを探してみましょう。

 

・河川が近くにある

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今の時期は河川からサケの稚魚などがいます。

時期や場所にもよりますがサケの稚魚が今の時期のマッチ・ザ・ベイトになります。

常夜灯などがあるとそこにもよって来ます。

 

・海草が多い

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海草が多いとモガニなどの甲殻類系がいます。

甲殻類は動きが鈍いので今の時期のベイトとしては捕食がしやすく良いベイトとなります。

サケの稚魚とことなり視覚で発見するのが難しいかもしれませんが色々な種類の海草が生えているエリアは有望だと思っていいと思います。

 

・砂地が多い

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砂地が多いエリアは陽が当たったときに水温を上げてくれる効果もあり、

また砂地にはハゼや虫類のベイトもいるので砂地が混ざったエリアも有望といえます。

 

 

 

以上が今の時期にシャローエリア・ミドルエリアの理想要素になります。

しかしこの時期はこの条件が全て満たしたエリアでも前日などに寒波などが入ったりして水温が下がると

一気に口を使わなくなります。

 

また普段は良いと言われている大潮でも、この時期の大潮は潮回りが良すぎて、逆に水温変化が大きくなるのでお勧めできません。

小潮あたりが理想といえます。

 

 

以上を踏まえた上で、この条件を多く含んでいそうなエリアとして今回私が選んだエリアは

長部漁港。

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ここは気仙川もあり、また砂地・海草帯もそこそこあります。

南向きの北岸エリアではありませんが、上記の条件をある程度満たしていてかつ、アクセスしやすいという事で選ばせていただきました。

 

 

早速ベイトがいないか海を覗いたところ、、

量は多くないですがサケの稚魚を見ることができました。

 

今回使用したリグはジグヘッド9gにサンドワーム2inを使用しました。

この時期の魚は大食いというよりも小さい餌を食べる傾向も強いので、細身で小さい(3in以下くらい)のシルエットが理想といえます。

 

アプローチの仕方は、とにかくボトムをなめるようにします。

ですので、バス釣りで言う、ボトムズル引きで根がかり覚悟で探ります。

 

ポイントはゆっくり巻いて、根に当たってリールを巻くのに抵抗が生じたら、ゆっくりシェイクしステイ。

アタリがなければ根をかわして、またボトムズル引きを繰り返します。

 

忍耐と体力が鍵になります。笑

 

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そして沖目の根でシェイクし5秒くらい食べさせる間を与えるためにステイしていたところに「モソモソ」したアタリが出て

 

ロッドに重みがのった所フッキング!

釣れたのは

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38cmのアイナメでした。

今回は短時間のためこのワンバイトワンフィシュで終わってしまいましたが、もう少し粘ればあと1,2本追加できそうな感じでした。

 

この時期の日中はビックリするくらいヒットが少ないですが、サケの稚魚がもっと入ってくればナイトロックは楽しくなると思うので、

ナイトロックをするついでにディロックをやるのもいいかもしれないですね!

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

岩手県一関市出身。 秋田・岩手をメインに釣りをやっています。ロックフィッシング・シーバスフィッシング・バス釣りをやっています。 釣りの他に釣魚の飼育・アクアリウムも20年ほどやっています。 釣りや魚の飼育方法について主に記事を書いています。