北海道のライター杉林りょうです。
今回はベイトブレスのホッグ系ワーム
SL-Remix
を使ってみました!
北海道道南というフィールドでどのように魚にアピール出来たのか?
KISUKEチャンネルコラボカラーは効果的なのか?
レビューさせていただきたいと思います。
〇SL-remixを手にとって
〇動画を視聴してイメージトレーニング
〇いざ、実釣!
〇粘り強く実釣を続けた結果
〇実釣を終えて、SL-remixの感想
〇ベイトブレスのワームについて
個人の感想ですが、簡単にベイトブレスのワームの特徴を紹介します。
私は日常の釣行でもベイトブレスのワームを使用します。
ベタンコカーリー、バグジー、T.T.SHADが手に入りやすいので使っています
共通して
・素材が柔らかい
・他のメーカーにはないカラーがある
が使用する理由です。
これはメリットでもありデメリットでもあります。
ワームの素材が柔らかいと、水中での動きが自然で捕食対象に近い為、魚に違和感を与えることが少ないと言われており、魚が警戒せずに食いつくというメリットがあります。
デメリットとしてはよく魚が食いつくことで、素材が柔らかい分ワームがちぎれやすく、消費が多くなってしまうところです。
カラーに関しては、個人的に「攻めたカラーが多い」という印象があります。
オーソドックスなグリーンパンプキン系、ケイムラカラーなどもありますが、紫でも透明度が高いグレープというカラー、ワーム全体にラメが入ったシャンパンゴールドなどの他のメーカーにはないものがあります。
ベタンコカーリー シャンパンゴールド
〇SL-remixを手に取って
実際に手に取って確かめた感想は
・予想していたより柔らかい
・ツメの部分がとても薄い
・フォルムが甲殻類にかなり似せているでした。
具体的に説明すると、ワーム胴体の部分はモチモチした感触。
そして目や腹部も細かく作られており、当然といえば当然なのですがとてもエビっぽいです。
そして甲殻類系ワームでもスイミングアクションが可能である理由は、向こう側が透けて見えるほどペラペラのツメでしょう。
ツメも内側は薄く、外側は厚く、先端には切れ目があります。
このツメがヒラヒラとアピールし、甲殻類にも他の捕食対象にも見えるようなアクションをします。
どんな使い方が有効だろうか?と考えた時に
・高めのリフト&フォールで魚にワームを見つけてもらう(サーチ)
・軽いシンカー、もしくはフリリグでフォールでのバイトを狙う
・ブレードを付けたり、スピナーベイトに使用し活性の高い個体狙い、回遊があれば青物も狙えるのでは?
この辺りが私の思いついた使い方でした。
私の釣りエリアではベイトの種類に合わせて、オーソドックスに甲殻類を模しての使い方、リアクションバイト狙い、速巻きで小魚の群れを演出するといった使い方をしてみることにしました。
〇動画を視聴してイメージトレーニング
動画ではベイトブレスの今野さん、小野寺さん、そーさん、かんたさんがそれぞれの使い方で魚を釣り上げていたので、期待している反面、あまり自信はありませんでした。
釣りが上手い人の後に釣るのはプレッシャーがすごい…
昨今の感染症事情があるので、人の少ない近場の堤防での釣行予定を立て、KISUKEさんからは
との話だったのでまず使ってみることに。
●ネザカナグリーン
〇ケチャップグリーン
●つぶ入りマスタード
〇RFB
●コンゴールド
そしてリクエストしたのはネザカナグリーン、ケチャップグリーン、つぶ入りマスタードの3種。
この3種に運よく購入できたグレープを加えました。
〇いざ、実釣!
北海道の人気魚 ガヤ(エゾメバル)が無限に釣れる。
多分これはSL-remixは関係ないなと気付く。
そしてボロボロになっていくワーム…
テストワームが届いたのは7月下旬、今年の北海道は信じられない暑さで、急速に海水温が上昇していました。
私のいる場所は、まだそこまで厳しい暑さの地域ではありませんが、それでも35℃になる日もありました。
まさか東北より北海道のほうが暑いなんて…
しかし、逆に考えると
「夏枯れのガヤとフグだらけの北海道で結果を出せたら、SL-remixは釣れる!」と思い、釣行を続けました。
〇粘り強く実釣を続けた結果
海水温は24℃を超えていましたが、なんとか釣れました!さすがSL-remix!
ヒットルアーはすべてSL-remixの3.5inchです!
水深のある船道をロングスピン、フリリグに速巻きアクションを混ぜて
アイナメ 28cm ヒットカラー ネザカナグリーン
朝マズメ終わりにフォールアクションで
シマソイ 22cm ヒットカラー グレープ
岸壁際で
ガヤ 18cm ヒットカラー ゴールデングローライム
足元のケーソンに差し掛かるところをフリリグで
クロソイ 42cm ヒットカラー ネザカナグリーン
〇実釣を終えて、SL-remixの感想
海水温の急な上昇があった為か、アイナメの釣果は写真の一匹だけでした。
場所を選べばアイナメはもっと釣れたと思うのですが、人がいないポイントを選んでいた為、若干物足りない釣果になってしまい残念です。
ソイ、メバル類に効果が高く、フォールアクションでのバイトが大半を占めていました。
バイトを感知しやすいという点ではベイトタックルとの組み合わせがオススメです。
個人的には「甲殻類ワーム」として使うのではなく、
・魚のベイトパターンがわからない時にサーチする
・活性が高いと思われる時間帯に積極的にアピールする
・活性が低い時に魚の捕食スイッチを入れる
という使い方が効果的かなと思いました。
カーリーテールのワームと、ホッグ系ワームの間をとったような位置づけです。
SL-remix自体は何年も前から発売されているようですが、私は使ったことがなかったので、このポジションに収まるワームは新鮮な感覚でした。
またカラーに関して、ネザカナグリーン、ゴールデングローライム、ケチャップグリーンは魚が釣れないということはありませんでした。
場所、時を選ばず万能です。
私の腕に問題がありますが、RFB、コンゴールドは他のカラーに比べると反応が乏しかった印象です。
RFBは表層、中層、ボトムと探り、ジグヘッドでのスイミング中にサバがヒットしました。
バラシてしまいましたが、甲殻類ワームの括りに捉われて使うのではなく、柔軟な思考で対応すればもう少し結果が残せたかもしれません。
ハイシーズンに使用して調査したいですね。
個人的に一番特殊なカラー、つぶ入りマスタードが効果的なのはホヤやカキが付着する荒い根やテトラ根でした。
もうコンブが枯れていたので試せなかったのですが、海藻帯を重いシンカーの直リグでパンチングをすると面白い結果になるだろうなと思います。
ケーソン打ちなどの縦の釣りに使いたいワームでした。
今回はベイトブレスのホッグ系ワームSL-remixをレビューさせて頂きました!
私のエリアは太平洋側で、本当は日本海でも使ってみたいのですが、今は移動が制限されているので一部の地域での偏ったレビューになってしまい申し訳ありません。
今回はオフシーズンの実釣レビューでしが、機会があればハイシーズンの実釣レビューも書かせて頂きたいと思います。
それではまた!