はじめに
2月~4月海の水温は1年間の中でも最寒期に突入する時期になります。その為、冷水環境にも強いアイナメでも水温が低く中々釣れない時期になります。
アイナメと言えばデイゲームのイメージですが、この2月~4月のアイナメは夜に釣りやすくなります。
しかも釣れると35cm~50cmくらいと比較的大型の魚が釣れる事が多いです。
今回は冬の漁港から狙う「夜アイナメ」の釣り方や基礎知識や参考動画などをご紹介します。
なぜ夜にアイナメが釣れるようになるのか??
結論から言うと「昼より夜の方が餌を捕食しやすいから」という事になります。
1月~4月の浅場の日中は餌がほとんど海の中を泳いでおらず海藻の中に潜んでいる少数の甲殻類やハゼ類などを捕食する形になります。なのでこの時期の日中はアイナメ達も餌を見つけるのに苦戦します。
しかし夜になると常夜灯周りにアミや鮭稚魚・ミミイカなどが大量に集まってきます。これを狙って夜にアイナメ達も常夜灯に集まってきて餌を捕食します。
アイナメからすれば、勝手にエサが集まる常夜灯周りは、昼間に比べてエサを捕食しやすい食堂のような場所になります。これがこの時期に夜にアイナメが釣れる理由になります。
しかもこの鮭稚魚やミミイカなどは泳ぐスピードもそんなに速くないので、寒くて速く泳げなくなったアイナメ達でも捕食しやすい格好のエサとなるわけです。
②:夜に常夜灯周りに餌が集まる
③:夜のエサは動きが遅く捕食しやすい
狙い場所
狙い場所は前述の通り、常夜灯や明かりがあって、サケ稚魚やミミイカなど餌が溜まっている場所になります。
この時期は餌を求めて常夜灯の下にアイナメが集まるので、言い換えれば常夜灯があっても餌が溜まっていない場所では中々釣れないですし、
常夜灯が無くてもベイトが溜まっている場所でしたら釣れる事がありますので、本質としては「夜に餌が溜まる場所が釣れる」という事になります。
そして常夜灯エリアで海藻帯やケーソンなどが近くにあればなお好ポイントになります。
理由は夜常夜灯に集まる餌をアイナメが狙う時は身を隠しながら餌に見つからないように接近して捕食します。
そのためにアイナメが身を隠すことができる海藻や根がある場所、また常夜灯の明暗に着くことが多くなります。
ではどのようなエリアに鮭稚魚やミミイカなどのベイトが溜まりやすいのかご紹介します。
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