はじめに
ルアー(ワーム)と餌どっちが釣れる??
これはロックフィッシングに限らず、全ての釣りにおいての永遠のテーマになります。
そして最初に言ってしまえば
どっちが正しいと断言もできません!
私くらいの技量の人間からするとなおさらです。(初心者的な意味で)
ここでは「ルアーとワーム」のシチュエーションにおける私の使い分けの考えをご紹介します。
ですので、読んでくださった方によっては「意見が違う!」と思う人もいると思いますが、温かく見守って下さい。
餌とワームのデータ
初めに私が一般的に使用している餌(活き餌・加工餌)とワーム(ガルプワーム・パワーベイトワーム)の特徴をご紹介します。
まず餌の紹介をします。
餌の場合、私は基本的にイソメやグリルオキアミを使用するのですが
イソメは

イソメのアピールポイントは「活き餌」ならではの活きの良さ。
クネクネ動き回り、魚の視覚に強烈にアピールします。
一方イソメはアクションアピール力は高いのですが、ニオイは強くありません。
さらに弱ってくると体内から腐敗臭がでるようになり、このニオイをロックフィッシュは嫌がります。
つまり嗅覚アピールにはあまり向いていないと思います。
[su_note note_color=”#eaf206″ radius=”10″][イソメデータ]・視覚アピール力:★★★★★
・波動アピール力:★★★
・嗅覚アピール力:★
[/su_note]
次に加工餌のオキアミなども使います。

この餌はイソメと違い活き餌ではないので動きませんが、その代わりに強烈なニオイを放ち
嗅覚に敏感な魚に強烈にアピールします。
またニオイの拡散分泌も良く時間が経っても広い範囲にアピールする事ができます。
欠点としては視覚で反応する魚には竿をしゃくったりしてアピールしないとあまりアピール力が
ないことと、水分を吸収すると身が柔らかくなり、身崩れしやすい点があげられます。
[su_note note_color=”#eaf206″ radius=”10″][オキアミデータ]・視覚アピール力:★★
・波動アピール力:★
・嗅覚アピール力:★★★★★
[/su_note]
次にワームです。
私がよく使用するワームはガルプ!シリーズになります。

このワームの特徴は「ニオイ」が強い事です。このニオイが魚に積極的に訴える事ができます。
そのため特殊な素材を使用しているため、他のワームよりも少し波動力が劣ります。
[su_note note_color=”#eaf206″ radius=”10″][ガルプワームデータ]・視覚アピール力:★★★
・波動アピール力:★★
・嗅覚アピール力:★★★★
[/su_note]
次にもう一種類のワームは波動力に定評のある「パワーベイト」シリーズ。

こちらはとても柔らかい素材でできているため、細かくかつ大きな波動を発生する事ができます。
[su_note note_color=”#eaf206″ radius=”10″][パワーベイトワームデータ]・視覚アピール力:★★★
・波動アピール力:★★★★★
・嗅覚アピール力:★★★
[/su_note]
以上のデータを踏まえた上でシチュエーションごとに考えます。
ディゲーム
まずはディゲームについて考えます。
ディゲームで釣れる魚は基本的に餌を探すときは第1優先が「視覚」になります。
そしてそこから「波動」→「嗅覚」となります。
この情報のみで考えると「視覚」・「波動」が高い
「活き餌」・「波動系ワーム」を選択します。


しかしディゲームでもさらにシチュエーションが分かれます。
それは魚の活性の高さです。
それぞれについて考えます。
ディゲーム・活性が高いとき
日中でかつロックフィッシュが活性が高い時は、とにかく「視覚」と「波動」が高いもので攻めます。
この場合は「視覚」が抜群に良い「活き餌」も捨てがたいのですが、
この場合は「パワーベイトワーム(波動系ワーム)」を選択します。
活性が高い時は大きなアクションにも良い反応を示してくれます。
その場合は活き餌よりもワームの方が派手に大きく動かす事ができます。
恐らく「活き餌」でも釣れるのですが「総合力アピール」で考えると波動ワームが一番効率よく釣る事ができます。

・とにかく「視覚」・「波動」にアピールできるもの
・波動系ワーム
・活き餌
[/su_note]ディゲーム・活性が低いとき
日中で活性が低い場合は「視覚」か「波動」アピールがあり、かつ「嗅覚」をやや強めにアピールできるものがいいです。
その場合一番私の中で有効だと思うのが「ガルプ!ワーム」が有効になります。
ワームなので大きくアクションする事ができかつニオイも出るので、このシチュエーションには適しています。

・とにかく「視覚」か「波動」と「嗅覚」でアピールできるもの
・ガルプワーム
・活き餌
[/su_note]
ナイトゲーム
ナイトゲームではロックフィッシュは「嗅覚」→「波動」→「視覚」の順で反応します。
そのためこの性質を考えるとナイトゲームに有効なものは「加工餌」・「ガルプワーム」となります。
しかしナイトゲームも活性が高い時・低いときがあるので、さらにシチュエーションを絞って考えると


ナイトゲーム・活性が高い時
ナイトゲームで活性が高いロックフィッシュは遊泳力が高く、かなり広範囲を泳ぐためこちらから攻めなくても、ロックフィッシュ側から寄ってきてくれる事が多いので
「加工餌」で攻めるのが一番効果的だと思います。
それか「ガルプ!ワーム」で広範囲にアクションを入れることで「嗅覚」+「波動」でアピールすることで「加工餌」よりも効率的にアピールできるときもあります。


・とにかく「嗅覚」をアピールできるもの
・ガルプワーム
・加工餌
[/su_note]
ナイトゲーム・活性が低いとき
ナイトゲームで活性が低いときはあまり「激しいアクションが入ってなくアピールできるもの」が効果的になります。
そう考えるとワーム系よりも「活き餌」や「加工餌」などの方が安定して攻める事ができます。
活き餌は確かに臭いは強くありませんが動かさなくてもイソメが動く絶妙なアクションが調度いいくらいになります。
それか「ガルプワーム」をゆっくり動かしアクションを抑え気味にアピールするのもいい方法だと思います。


・嗅覚でアピールでき、あまり激しいアクションがないものでアピール
・活き餌
・加工餌
[/su_note]
総括
ワームとエサどちらが釣れるのかはシチュエーションによって大きく変わると思うので優劣はつけにくいですが、私の使い分けとしては、「魚がいる場所がわかる」というようなシチュエーションで魚の目の前に仕掛けを送れるような状況でしたら、「エサ」が強いと思います。
やっぱり本物の餌は強いです。
魚に違和感なく口を使わせることができます。
一方でエサはどこに魚がいるかわからず広範囲で探る時にはあまり向いていないように感じます。
イソメや魚の切り身は100m先に遠投したりすると餌がとれてしまったり、岩や海藻に引っかかったりすると取れてしまう事があるので、あまりゴチャゴチャしたエリアを攻めるのに適していないと思っています。
またワームはサイズも色々あり波動やアピール力に長けているので、遠くにいる魚にもアピールさせることができるので、ワームは魚を引き寄せる力が強いと思っています。
なので使い分けとしては
ワーム➡魚がどこについているかわからない時に使用
エサ➡魚がいる場所がある程度わかる時に使用
と感じで使っています。
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