はじめに
磯場は多くの魚と、
堤防では中々拝めないようなモンスタークラスの魚がストックしている釣り場です。
しかし、それと同時にかなり攻略難易度の高い釣り場ともいえます。
凹凸の激しい根に囲まれたこのフィールドから、エキスパートの方々はどうやって
大物をハンティングしているのか・・・
今回は活性が低い時や根にぴったりくっついて中々動いてくれない
大物を引っ張りだす時に有効な「ネチネチ釣り」をご紹介したいと思います。
ネチネチ釣る理由
こちらは堤防で行っていますが、3月のシーズンオフ時に50アップのアイナメをネチネチ釣りで釣った動画です。
これでネチネチ釣りがどんな感じかイメージが持てればうれしいです。
一つの根や障害物を見切るタイミングは人によってそれぞれだと思いますが、
早い人では1,2回リフト&フォールで流したら・・・移動!という人もいます。
今回こちらの動画に出ているネチリ王(私が勝手に呼んでるだけですが)オノデラさんは
「ここに魚いるだろう!」という根に対して細かく丁寧に探っていくのが印象的です。
魚がついているかもしれない根が目で見て確認できるときは、ほぼボトムバンプに近いようなリフトを小さく抑えたピッチの早いリフト&フォールで、その根をなぞったり
穴の中に落としてネチネチします。
そしてオノデラさんの特徴は、この丁寧な釣り方を一つの根で数回繰り返す事です。
一緒に釣りをしていて、少しでも魚の違和感を感じると、小野寺さんは徹底的にその根をトレースします。
「オノデラさんまだあの根を探ってるの!?」と思った矢先くらいに
がっつり大物を釣ったりします。
「あくまでイメージですけど、一度ワームを通して何も反応がなかった根でも、トレースするその角度を変えることでバイトを獲る事ができますし、活性が高いと少しくらいアプローチエリアがズレても追っかけてバイトしますが、活性が低い時は魚の鼻先へワームを落とす必要があるので、そこでネチネチ釣りが有効になります」
と、昔オノデラさんが言っていたような言わないような・・・
ネチネチ釣りとは
このネチネチ釣りとは言葉の通り、ボトムを丁寧にトレースする方法で
表現が難しいですが「ボトムバンピングではなく、リフト&フォールで底をトレースする」というイメージになります。
あくまでリフト&フォールが原点になります。
ちゃんとリフトも入れ魚にワームを見つけてもらい、フォール(ねちる)時に魚に口を使わせます。
ネチネチ釣りのコツ
ネチネチ釣りは常にボトムをトレースする必要があるため、
ボトムをしっかりとって海底の起伏を正確になぞっていく釣りのため、まずはボトムを確実に感知できる事ができないと始まりません。
そのためリグなども重要になってきます。
水深や潮の流れなどによりリグは変わってしまいますが、
オノデラさんのリグは
ラインは感度の良いPEライン。
リーダーはフロロカーボン。
とボトム感知に長けていて飛距離の出るラインを選択しています。
シンカーは「底が取れる範囲で一番軽いシンカー」を使うために
タングステンシンカーを使用しています。
タングステンシンカーは比重がり、鉛に比べサイズが小さくても重さがあり、
また鉛より硬いため、根に食い込まずはじくので、根がかりしにくいというメリットがあげられます。
シンカーのウエイトは8g~16g近辺を使っていましたが、ここはフィールド条件やその人のボトム感知能力で変わってくると
思いますので、ここは色々試して自分が扱いやすいウエイトを選ぶと良いと思います。
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