はじめに&更新情報
ロックフィッシュ初心者はここから始めると釣れやすいのでおすすめです!
ベテランの方は絶対に穴釣りもうまいです。
ぜひやってみてください!
2016年8月03日:最初の更新。写真やリンクが不十分ですがご覧ください。
2016年8月17日:リンク、写真を充実させました。
穴釣りとは?
明確な定義なんか決まってないと思うので、ロックフィッシュ大全としての定義というか、穴釣りとはなんぞや、ということを書きたいと思います。
穴釣りとは、水中の障害物、根、ストラクチャーによって作られる「穴」のなかにいる魚を狙う釣り方です。
穴というとパイプとか落とし穴みないなのを思い浮かべるかもしれませんが、ここで言う「穴」とは、穴に見えるところというか、入り口だけ穴に見えるところも「穴」と言ったり、隙間を穴と言ったりします。
言ってしまえば、穴釣りの「穴」とは、「魚が隠れていそうなところ」のことです。
なので、
[su_list icon=”icon: chevron-circle-right”]- テトラポット
- ケーソン
- ゴロタの隙間
- などなど
すべて「穴」というかんじです。
穴釣りの良い所、楽しさについて
さて、穴釣りが何かわかったところで、穴釣りの良い所、悪いところ、何が楽しいかなど書いていきます。
いつでも、なにかが釣れる
まず第一に、「いつでも、なにかが釣れる」ということだと思います。
アイナメしか釣りたくない!とか特定の魚だけにしか興味が無い人だと当てはまらないですが、「何か釣りたい」「活性が悪すぎて釣れない・・・とりあえず一匹」という人、また釣り初心者の方にもおすすめです。
なぜいつでも釣れるかというと、穴釣りのターゲットが「居付き」というタイプの魚だからです。
居付きだとシーズンやその日の活性に関係なく、目の前に餌が来るので食べてしまうという状態です。
なので、いつでもなにかが釣れます。
意外と釣れる魚のサイズもデカイ
穴釣りだと浅いところだったり、テトラの隙間だったり、小さい魚しか釣れないと思っている人もいるかもしれませんが、デカイロックフィッシュを釣ることも出来ます。
やはり、割合的には小型が多いですが、大きいサイズも十分狙えます。
大物の魚のサイズってどれくらいでしょう?
アイナメで50cm、太さだと10cmくらい。
ソイで30cm、太さが10cmくらい。
だとすると、それくらいのロックフィッシュが隠れる穴はそこら中に開いてます。
なので、ぱっとみて小さいと思う隙間や穴からも意外な程の大物も釣れることがあります。
釣り方が簡単。アタリがわかりやすく初心者でも釣りやすい。
投げる必要がないので、技術が不要でライントラブルもない。
穴に入れてアタリがなければ次の穴に入れるだけでOK。初心者への説明も簡単。
アタリがあるかどうかも判断しやすく、あわせもやりやすい。
かかったらひたすら巻くだけ。
というように、初心者でもやりやすい要素がそろっています。
とは言え、深いところの穴や、テトラの奥深くに行く場合、底が見えない場合、少し沖にある穴を狙う「沖穴釣り」などは経験が無いと難しいが大物も狙いやすいので、ベテランでも普通にやる釣り方になっています。
タックル、仕掛けが簡単、安く作れる
ベーシックな仕掛けとしては「ブラクリ」
よくなくすので結構費用はかさみます。
それと普通に投げる仕掛けのテキサスリグでも大丈夫です。
穴釣り専用に狙うのでしたら、テキサスリグを組むのもめんどくさいです。
「自作ブラクリ」は安くて普通に釣れるのでおすすめ。
また穴釣り専用の仕掛けとして、「なす穴仕掛け」は最安、最簡単な仕掛けです。
タックルについてもロッドもリールもなんでも大丈夫です。
さて、次は具体的にタックルや釣り方、ポイント選定について書いていきます。
ロックフィッシュの穴釣りタックル解説
ロッドについて
穴釣りについてはほんとになんでもOKです。リールつけれればOK。のべ竿は浅いところならできるが基本的にNG。
船竿でも、中通し竿でも、バスロッドでもOK。
長さについても、1メートル以下の短い竿でもやりやすいですし、ロングスピン釣法のような長い竿でも出来ます。
硬さについては、固めのほうがやりやすいです。
なので、まずは今持っている竿、持ってなければ1500円の竿セットでも大丈夫です。
おすすめのロッドはというと、穴釣り以外の普通に投げる事ができる竿です。
ロックフィッシュ狙いということは、固めのロッドですし、穴釣り専用にと考えて竿を揃える必要はありません。
個人的にどういう竿がやりやすいかというと、
[su_list icon=”icon: chevron-circle-right”]- 固めの先調子
- 長さは2〜3メートル
- オモリ(ルアー重量)は30〜40gに耐えれるもの
という感じです。
※なぜかというのは釣り方で解説します。→理由へジャンプ
リールについて
ベイトリール、スピニングリールどちらでも大丈夫です。
さらに言えば、タイコリールとかでも大丈夫です。
ノンクラッチのクラシックリールも穴釣りだけ考えればとても使いやすかったです。
使いたいリールを使ってください。
ベイトのほうがやりやすいです。
ライン(道糸)について
フロロカーボンが一番いいです。
根ズレが激しいので。
太さについては、5号もあれば十分です。
昔8号のフロロカーボンを使ってましたが問題なく釣れていましたので、穴釣りにおいて太さは釣れやすさに関係ありません。
私はPEにリーダーつけてますが、仕掛けロストするととてもめんどくさいです。
ですが、慣れてくるとロストすることも減ってくるので、いまはPEになっています。
穴釣りのタックルまとめ
穴釣りのタックルも2パターンでおすすめしてます。
パターン1:穴釣りはついで
パターン2:穴釣りのみでねらう
ここまで、パターン1で解説してますが下記にまとめます。
[su_list icon=”icon: chevron-circle-right”]- 遠投もする普通のロックフィッシュロッド
- 上記に合うリール
- フロロカーボン5号
ではパターン2の場合どうでしょうか?
結論としては、下記がおすすめ。
[su_list icon=”icon: chevron-circle-right”]- 中通し竿:1〜1.5m程度
- ベイトリールタイプ(クラシックリールもOK)
- フロロカーボン5号
穴釣り限定の根掛かり外し方法がありまして、それが出来るのが中通し竿です。
根掛かったところまで、ラインを巻きながら竿を差し込みます。
そうして下方向とか外れる方向に引張ます。
そうすると高確率で外せます。
ガイドが付いていると一瞬で壊れることも。
中古で安く購入できる古い中通し船竿とかもおすすめ。
詳しくは「ロックフィッシュ釣りのキモ!?根掛かりの外し方」(準備中)で!
仕掛け(リグ)について
前述しましたが、仕掛けは下記のように分類しています。
投げる系 | テキサスリグ | |
ブラクリ系 | ノーマルブラクリ | |
テトラブラクリ | ||
自作ブラクリ | ||
穴釣り系 | なす穴仕掛け | |
ガン球釣法 |
※それぞれの仕掛けについてはリンク先をご覧ください。
※リンクしてない仕掛けは、後ほど別ページを作成します。
餌、ルアー、ワームについて
ハードルアーはNG。
ワームだとニオイ系ワームのガルプが一番いいです。
穴の中は暗いので、ニオイがないと魚集力は弱いです。
ガルプの形状は「サンドワーム」がいいです。
すべての太さ長さすべてOKです。
一番使い勝手がいいのは「4″/10cm Fat Sandworm」
色は何でもOKです。穴釣りでは色による違いは感じません。
同じくニオイ系のエコギアアクアでも大丈夫だと思います。
でも、エサが一番おすすめ。
イソメ、身エサ(サンマ、イカなど)がワームより反応がいいことが多いです。
穴釣りのやり方
実のところ「穴釣りをやろう!」と思って釣りに行くということはありません。
ロックフィッシュの実釣では、穴釣りでいけそうなポイントがあればやるのが普通です。
なので、基本的には投げる系の仕掛けを使って、良さそうな穴がたくさん見つかってやってるうちにロストしたら穴釣り系の仕掛けに切り替えという感じでやってます。
穴釣りのおすすめの竿は普通は短い竿ですが、私が長めのロッドをおすすめするのはこのためです。
ちなみに、ブラクリは投げでも十分使えるので、投げ系の仕掛けに分類しています。
どういう穴が良い穴かというと、入り口が狭く中が広い穴です。
もし自分が隠れるならこういう穴がいいですよね?
穴の見つけ方
では、それぞれのロケーションでの穴釣りのやり方を解説していきます。
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ゴロタ場&磯場
穴釣りので一番面白いのがゴロタです。(個人的感想です)
なぜかと言うと、精度を高めやすいからです。
どういうことかというと、テトラなんかは落としてみないと魚がいるかわからない(良い穴なのかわからない)んですが、ゴロタは慣れてくると上から見て見るだけで居るか居ないか大体わかります。
経験を積むことでで精度が上がってくのでレベルアップしてる感があります。
また、同じゴロタでも人工のゴロタと天然のゴロタがあります。
磯場の近くやゴロタ海岸のように、丸い石(岩)が大量にあるのが天然ゴロタ
漁港に沈んでる場合、ほとんど石が角ばっていると思うのですが、これが人工ゴロタ
天然のほうがわかりやく、根掛かりもしづらく、大物も釣りやすいので、できれば天然ゴロタをおすすめします。
人工ゴロタでも大きいサイズの石でしたらかなり良いポイントになります。
ゴロタの穴を見つけるときに意識するのは「孤立した三角穴」です。
石2つでは穴にはなりません。3個が組み合わさると穴になります。
これが三角形になるので、「三角穴」と呼んでいます。
「孤立した」といのは他の穴とできるだけ離れているということです。
これはつまり、三角穴を作ってる岩が大きいということになります。
それだけ穴の中は大きいと予想できます。
穴の中を想像力を使って広いと思う場所に仕掛け落としていきます。
繰り返すことで精度が上がってきます。
次に水深ですが、
水深50cmくらいの激浅なポイントでもムラソイとかがいますので浅くてもためしてみると面白いです。
磯場の穴とは基本的にゴロタなので、同じです。
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テトラポッド
穴釣りと言うとテトラを思いうかべる人も多いと思います。
漁港なのでエントリーしやすいし、ロックフィッシュ食味No.1ともいわれる(?)ドンコもよく釣れるので、メジャーなポイントです。
ゴロタの方にも書きましたが、上から見てもその下がどうなっているのかわからないのでとりあえず落とすしかありません。
ですが、落とすポイントが多すぎる。
なのでポイントは「堤防の隙間 or テトラの端」です。
テトラと堤防はセットで考えますが、テトラと堤防の隙間にロックフィッシュが居ることが多いです。
それとテトラの端というのは、海側の沈みテトラの周りのことです。
↓↓堤防の隙間
↓↓テトラの端
堤防の隙間にはドンコ、ソイが多くて
テトラの端にはアイナメが多いです。
それと、よく釣れる穴というのは決まっていて、釣った後もすぐに他の魚が入ります。
なので、よく釣れる穴に目印をしておく人もいます。
テトラポッドにスプレーとかで印があったらそこもためしてみると良いです。
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ケーソン
いろいろな形があるのでなんともいえませんが、やはり
狙うポイントは「ズレたところ」
均一に並んでいるようでも、欠けていたりかたむいていたりしてるケーソンがあるのでその周辺を狙います。
手順としては、
まずはどこでもいいので入れてみる。
均一なところでアタリがあったら運がいいです。
ロックフィッシュがつきやすいケーソンと言えるでしょう。
次々に探っていけばOKです。
均一なところでアタリがなければやはりズレたところを狙います。
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底が見えない場合
底が見えなくても感触だけで穴釣りは出来ます。
着底させて、ボトムパンピングしながら徐々に移動させ、穴を探します。
こうなると運になってきます。
コツは「穴の深さを把握しろ」です。
まず最初の穴に落ちます。その時の深さを記憶します。
糸を巻いたり出したりしないことで次の穴の深さと比較しやすいです。
で、次の穴に落ちた時、前より竿が下がっていれば、良し。
糸を出さなければ着底しないならかなりいい穴を見つけられたという感じです。
穴釣り実釣テンプレート
穴を見つけたら仕掛けを入れて底まで落とす。
糸ふけをとる。
少し待ってアタリがなければ上下に揺らしてアクションさせる。
また少し待ってアタリがなければ次の穴へ。
※深い穴の場合、真ん中くらいでもう一度停止して見ると釣れることも。
この繰り返しでOKです。
アタリがあったら即アワセ。
のんなければ、もう一度同じ穴へ。
何度も食ってくるので、アワセのタイミングを調節する。
(ここで初心者もアワセの練習ができる)
それでも乗らない場合、針を小さくしたり、エサと小さくしたりします。
(ここまでいくとほぼ小さい魚なので、そこまでして釣らなくてもいいけど、私は気になっちゃうのでここまでやります)
このように釣っていきます。
どのポイントでも同じです。
波や風が強い場合
オモリを重くして対応します。
なす穴仕掛けや、自作ブラクリは、オモリを自由に変えれるので、私は最高25号(1号=3.75gなので93.75g)くらいまで使います。
潮が効きすぎてて、波が高い半島の先端とかだとこれくらいでやっと着底できます。でもこれは穴釣りとは言えなくなってますが。
10号くらいだと風、波の影響はかなり受けづらいです。
しずかなところでも7号前後くらいだと沈降速度も早く、横移動も早いのでサクサクさぐれます。
波や風にあわせてオモリを調整しましょう。
ブラクリを使ったロックフィッシュを釣る動画です!
↓
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ワームですが穴釣りで50UPアイナメを出している動画です。