はじめに
近年、夏にも釣る事ができるロックフィッシュ!引きがとても強い!見た目がルビーレッドで綺麗!
という色々な魅力を持っている事から人気・開拓が進んできているトレンドロックフィッシュのキジハタ。

メインフィールドは鹿児島などの西日本になりますが、近年では東北地方にも日本海側(山形・秋田)などでも釣る事ができ人気は全国的に広がっています。
この記事ではまだまだ未開拓な「東北キジハタの釣り方や生態系」を紹介していきたいと思います。
今回は私のメインフィールドの「秋田県」での実釣を交えながら紹介していきます。
キジハタを知ろう!
東北のキジハタのシーズン
キジハタはアイナメやソイと異なり、東北では5月中旬~10月にかけて釣れる魚です。
そして浅場でエサを追いかけるハイシーズンが6月~8月と真夏に迎えます。
キジハタは昼夜を問わず釣れる魚ですが、大物が釣れる時間帯は夕マズメに集中します。
キジハタも高水温には強いですが、直射日光にはあまり強くはないので、日中を攻める場合は磯場の場合は根や岩の影、堤防を攻める場合はテトラポットの中や堤防のエグレの中などに潜んでいます。

キジハタと潮の関係

キジハタは他のロックフィッシュよりも回遊性が高いと言われています。
鹿児島などの西日本では海流が早い所や水深があるところも回遊している情報を聞きます。
男鹿半島の場合も同じ事が言えるのですが、「サラシが効くほどの強い潮」の中ではキジハタが居てもあまり活発に泳いでいません。
サラシの裏側など潮が直撃せず、分散される根周りなどについています。

また男鹿半島は潮の直撃やウネリを避ける事ができるワンドが多いため、そのようなワンドなどを効率よく攻める事でキジハタを釣る事ができます。
また水深は5m以上あるところが望ましいです。
水深5m以内の所にもキジハタは居る所は居るのですが、傾向としては小型が多いです。
キジハタのエサ
キジハタの好んで食べるエサもロックフィッシュと変わりません。
主に甲殻類・小魚・虫類を捕食します。
秋田で釣れたキジハタもベイトをよく吐き出すものも
・カニ
・マハゼ
・イナっ子(ボラの子)
・アジなどの稚魚

以上より、秋田県でキジハタのマッチザベイトとしてクロー系のパルスクローやパルスワームなどのスイム系で実績があります。

秋田県キジハタ実績ポイント
ここで秋田県でキジハタが釣れた実績ポイントを紹介します。
まず秋田港で実績のあるポイントを紹介します。
①秋田火力発電所

自称「秋田港で一番ロックフィッシュが釣れるポイント」です。
ここではキジハタ以外にもアイナメの40アップ、クロソイ40アップなども釣れています。
ここでキジハタを釣るポイントは堤防の際となります。
火力発電所ロックフィッシュの釣り方記事
⇂
上の記事での対象魚はクロソイで書いてありますが、火力発電所ではキジハタとクロソイは同じ狙い方で釣る事が出来ます。
ここでのキジハタの実績は明るいうちは小型が目立ちますが、最大でナイトゲームで34cmの実績があります。
季節は5月~9月に釣果が高いです。
釣れた仕掛けはサンドワーム6inとメバル弾丸1.5gでワインドでしゃっくていた時にヒットしました。

②秋田マリーナ

秋田マリーナは火力発電所の対岸に位置します。
火力発電所はロックフィッシュの魚影が濃い事から秋田マリーナにもキジハタはいます。
ここのポイントも堤防の際およびテトラポットで実績が高いです。
ここでは最大18cmのキジハタしか上がっていませんがタイミング次第ではまだまだ大きいサイズもでるかもしれません。
仕掛けはサンドワーム2inにボトムショットでボトム付近をスイミングさせ釣れました。日中は影が少ないポイントのため実績がありませんでした。
基本的にナイトゲームのみ実績があったポイントです。
季節は年中基本釣れます。

ここからは男鹿近辺の漁港を紹介します。
③畠漁港

男鹿半島の先端部の上側に位置する畠漁港。
ここはキジハタに限らず、アオリイカ・青物・クロダイなどもコンスタントに釣れるポイントです。
ここでのキジハタを狙うポイントは外洋側に設置されているテトラポットの中と堤防内側に沈んでいる四角い穴の開いたブロックの中です。
このテトラとブロック以外でも釣れるポイントもあるのですが、ブロックとテトラから34cm, 36cmのキジハタの実績があります。
釣れた仕掛けは「ブラクリ+イソメ」のエサ釣りでしたが、ワームでも恐らく釣れます。釣れた時期は9月頭頃・日中の釣果でした。
30cm台が結構釣れました。

④潮瀬崎

男鹿の磯メジャー優良ポイントの潮瀬崎。
ゴジラ岩でも有名なポイントです。根が沢山あり、ベイトのタイミング次第でロックフィッシュも浅い根周りまでよってきます。
居つき個体なども沢山いると思います。
過去の実績では潮瀬崎の先端から「ロングスピン釣法」で沖の磯回りで33cmのキジハタの実績があります。
仕掛けはサンドワーム2inのボトムショットで釣れました。季節は9月後半の夕マズメでした。

⑤GAO磯回り

男鹿水族館GAOの裏磯。
ここも半島先端部ということもあり、潮の流れ、複雑な根など沢山あります。
水が綺麗なため沈み根なども確認することができ、その日陰部分や根の裏などを攻めるとロックフィッシュの実績が多数あり。
キジハタの実績としては根周りで10cm台~28cmほどがコンスタントに釣れています。
時期としては5月後半から9月中旬が集中して釣れています。11月以降はめっきり釣れなくなります。
夜は磯場に灯りが無いためアクセスしていないのでデイゲームのみしか実績がありません。
最後に
秋田県男鹿半島でロックフィッシュを専門に6年ほどやってきましたが、キジハタに関してはまだまだ未開拓な部分が多いです。今後も秋田でロックフィッシュをすることが多いと思うので、今後新しい情報が入り次第更新していきます。
コメントを残す