アイナメシーズナルパターン!プリスポーニングアイナメパターン(10月~11月)

はじめに

 

例年では10月後半から11月にかけて「アイナメハイシーズン期」に突入します。

水温が18℃前後になると続々とアイナメがシャローエリアに接岸してきます。

この時期はプリスポーン(産卵前期間)の魚がターゲットになります。

ここではそのプリスポーニングのアイナメの動きをご紹介いたします。

プリスポーンアイナメ行動パターン

以下にプリスポーンアイナメの動きをご紹介します。

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10月中旬から下旬にかけ水温が19℃~18℃くらいになると、ディープに居たアイナメがシャローエリアを意識し始め、行動し始めます。

ディープから上がるブレイクラインに点在するファーストコンタクトポイントと呼ばれる「沖根・沖島」にシャローの水温に体が馴染むまで滞在します。

1週間~10日間ほどこのファーストコンタクトポイントに滞在します。ここに滞在する魚はスポーニングに向け体力をつけるために荒食いをする状態になっています。

 

スポーニングエリア外側のミドルエリアで産卵のタイミングを見計らいます。 メスから先に行動するため始めはメスがこのエリアに滞在しています。その後オスが移動してきます。

そしてスポーニングの時期が近づいてきたら、メスがシャローのワンドへ入ってきます。そしてペアリングし準備が整えばスポーニングが始まります。

11月末~12月中旬くらいまでスポーニングが行われます。

 

アイナメのスポーニングは一気に行われるわけではなく、何グループに分かれてグループ毎に産卵に入ってきます。

大きくわけてグループは3,4グループほどに分かれています。

 

まず第1陣グループがスポーニングに入り、1陣がスポーニングが終わると、2陣→3陣→4陣とスポーニングに入っていきます。

ちなみに早くスポーニングに入るグループほど大型になります。

 

[su_note radius=”0″]【プリスポーンアイナメパターン特徴】

  • 水温が18℃近辺になるとディープからアイナメがシャローに向けて動き出す
  • まず初めに、沖にある根や岩盤に滞在してシャローに体を慣らす
  • その後ミドルエリアの根や岩でスポーニングのタイミングを計る
  • シャローエリアのワンドに接岸しスポーニングを始める
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ノッコミのシーズンの早いエリア

シーズン初期はまだ水温が高いので、湾内で水温が低いエリアや親潮の影響を受けやすいエリアから順にノッコンで来る傾向が強くなります。

早い段階でのエリアの選択は、少しでも水温が低く、シーズンが早く進むエリアの選択がキモになります。

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具体的には、半島が北向きで親潮の影響が強い冷たい潮が入りやすい湾などがシーズン初期の第1候補になります。

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このエリアは潮の勢いが強いため、水温の低下が早いエリアのため、シーズン初期から中盤に良いエリアとなります。

しかしこちらのエリアは日照時間が短かったり、潮が強すぎるエリアも多く、スポーニングに向かないエリアもあります。

そのためノッコンで来る個体数はそこまで多くはありませんが、シーズン最初にノッコンで来る重要なエリアとなります。

また海が荒れた場合は内湾の湾奥も水深が浅いエリアが多いため、意外とシーズン初期に魚が入ってくる可能性があります。

 

一方シーズン後半になると親潮の影響が少なく、水温の低下が遅い南向きのエリアが有望エリアになります。

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このエリアの特徴は親潮の影響が弱いため、湾内では比較的水温が下がるのが遅いエリアになります。

そのため、このエリアはシーズン中盤から後半にかけて魚が多く入ってくるエリアになります。

日照時間も長いエリアなため海草の育成も良いエリアなため、ロックフィッシュの好む海草帯が多いエリアで有望なエリアとも言えます。

 

これを踏まえ、「シーズン初期は親潮の影響が大きいエリアでスポーニングの魚を狙い、荒れている場合や荒れた後は内湾のワンドを狙う。

そしてシーズン後半は南向きエリアを狙う」このように戦略を立ててエリアを選んでいきましょう。

 

 

 

プリスポーン時期のルアーアプローチパターン

プリスポーン時期お勧めルアー

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どこに魚が居るかわからない場合、アピール力のある大きいワームや波動力・ニオイの強いワームで幅広く探ってみます。

そして反応があったエリアがどのようなエリアだったか把握し、そこから攻めるエリアを狭めていきます。

プリスポーンの荒食いしている時期は、ベイトフィッシュを捕食している傾向が強いので、エリア内にイワシやアジなどが回遊していたり、

小魚を吐き出した場合は、イールやパルスワーム・グラスミノーなどのフィッシュパターン(ハイリフト&スイミング)でアピールすると良いです。

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スポーニングが終わるとアイナメは著しく体力を消耗し、遊泳力が弱くなります。

そうすると捕食しやすいものは動きの遅いカニなどの甲殻類やイソメなどの虫類を捕食します。

このような場合はパルスクローやバグアンツなどのホッグ系のワームが効果的になります。

 

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今年は例年より水温が高くシャローに接岸する量が少なく苦しい時期ですが、12月に入れば2陣・3陣のノッコミアイナメが釣れる様になると思うので、これからが実質本番と言った感じになると思います。

 

今年のアイナメハイシーズンを楽しみましょう!

ハイシーズン時の動画です!
ハイシーズン時の具体的な着き場の解説や実釣解説を収録しております。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

岩手県一関市出身。 秋田・岩手をメインに釣りをやっています。ロックフィッシング・シーバスフィッシング・バス釣りをやっています。 釣りの他に釣魚の飼育・アクアリウムも20年ほどやっています。 釣りや魚の飼育方法について主に記事を書いています。