1月~3月の渋い時期のロックフィッシングポイント【ナイトゲーム編】

はじめに

1月~3月の中々釣れない時期・・・・

この季節になると産卵で消費した体力もすっかり回復し、ロックフィッシュ達の大半は水温が安定している水深50~100mのディープな根まわりへ越冬のために移動してしまうため、オカッパリから狙うには1年の中で最も厳しいシーズンと言えます。

さて、
前回は1月~3月の堤防のデイゲームについて説明いたしましたので、今回は堤防のナイトゲームについて書かせて頂きます!

 

「とりあえずサイズはともかくロックフィッシュを釣りたい!」という方にお勧めなのが
ナイトロックになります!

ナイトロックの主役と言えば普段はクロソイになるのですが、

1月~3月になると夜行性になるアイナメもメインターゲットにはいるので狙えるロックフィッシュも多くなります!

そしてその他のゲストとして、ギスカジカやドンコなども釣れるので

ボウズ率も格段に下がると思います。(笑)

 

今回はそんな堤防のナイトロックに焦点を絞り、お話ししていきたいと思います。

 

1月~3月のナイトゲームのポイントの選び方

はじめて厳寒期のナイトロックへ足を運ぶ場合に1番最初に意識するのがデイゲーム同様、

魚港の選び方になると思います。

ナイトゲームもポイントを外すと全然釣れなくて、ただただ寒いだけで終わってしまいますからね。(笑)

 

①近くに河川がある漁港

今の時期から3月後半になると雨水や雪代などが流れ込んだりと、なにかと河川が絡むエリアは水温が変化するため、
あまり流入河川が直撃する港は避けたいところですが、ベイトが少ない今時期のメインベイトである鮭の稚魚が大量に川を下ってくるこの季節は、流入河川が近場にあった方が圧倒的なベイト数に誘われてロックフィッシュ達が浅場へ入ってくるのでおススメになります。

ただし、雨の直後や鮭が降りて来ていない時は逆に河川から遠い港の方が水温が安定しているので、控えましょう。

 

②ボトムは砂やドロがメインでそこにケーソンや岩が絡むエリア

ハードボトムオンリーな港よりも砂や泥がボトムにあるエリアの方がベイトの種類が豊富です。

また海藻なども生えているエリアも多いので有望になります。

ドンコの大型やクロソイなどもボトムが砂や柔らかいマテリアルの所にも回遊してくるので、意外かもしれませんが砂地が絡むエリアはおススメです。

 

③常夜灯がある

これから春先になるとメインベイトの1つにミミイカが入ってきます。

このミミイカが集まるのには常夜灯が不可欠になります。

その他に夜行性に近い状態になっているアイナメですが、
真っ暗よりは少しでも明るいエリアがあった方が活動しやすいようで、明かりの近くへ集まる傾向があるようです。

 

④水温が安定しているエリア

今の時期は水温変化が大きいと一気に魚もタフッてしまうので水温変化が大きくなるようなエリアは避けましょう。

例えば水深が浅いエリアは日中水温が上がるのも早いですが水温が下がるのも早いです。

その日の最高水温と最低水温の差が大きければ大きいほどナイトゲームでは不利に働きます。

その他にも外洋側で潮が直撃するようなエリアも水温変化が大きくなるので、ナイトゲームには適していません。

 

1月~3月のナイトゲームの攻め方

次にこの時期のナイトゲームの攻め方についてご紹介させていただきます。

ナイトゲームでは以下のようなポイントがナイトゲームの定石になります。

それについてご紹介します。

 

①常夜灯まわり

ベイトが一番集まりやすいのが、なんと言っても常夜灯周りになります。

目で見てその日のベイトを確認できるのと水質なんかもチェックできるので、まずはここから始めるのがセオリーになります。

灯りの真下よりは暗くなるエリアや船などのストラクチャーの陰から明るいエリアへトレースするのが良いです。

ロックフィッシュは暗部に身を隠して明るいエリアを通過するベイトを見つけてバイトするため、大半のバイトが明かりの境目に集中します。

なので明るい所よりは明暗部を丹念に探るのが良いと思います。

 

②敷石やテトラなどの根周り

敷石・テトラまわりは魚が浮いている時とストラクチャーにタイトに身を隠している時によりアプローチの仕方が変わってきます。

活性が高く魚が浮いているベイトに反応が集中する時は軽いジグヘッドや軽いテキサスでフワフワとスイミングに近い状態で誘います。

一方でストラクチャーにタイトに身を隠しているシチュエーションでは

10g前後の少し重めのテキサスリグで穴の一個一個を丁寧に落とし込み穴の中で軽くリフト&フォールで誘い、反応がなかったら次の穴、っといった感じでボトムを綺麗になぞってくるようにアプローチしていきます。

 

③船道やブレイクライン

船道やブレイクラインは比較的ベイトの動きに左右される魚が多いため、

ブレイクラインで魚が当たれば、
数匹同じエリアについている魚が居る可能性もあるので釣れた後も数回探ってみるのも良いと思います。

ナイトゲームではありませんが、この動画で釣れたアイナメも沖のブレイクラインにある根でヒットしたのですが
その後も同じポイントで数回アタリがありました(釣れなかったので動画内ではカットになっていますが・・)

 

ブレイクや船道にいる魚は捕食モードになっている魚が多いため、ビックワームやアピールが強い目立つワームで攻めるのが良いです。

 

1月~3月のナイトゲームのワーム選定

この時期のワームのデイゲーム同様に

匂いで嗅覚に訴えて誘う釣りがメインになるのでガルプ!シリーズや熟成アクアシリーズがお勧めになります。

使用するルアーはパターンによって変わります。

鮭稚魚がいる時にはガルプ!ミノー2インチや熟成アクアのミルフルなどを使用し、

ミミイカが入ってきた時などはイカに模したワームなど

ゴカイなどの虫エサを捕食しているような場合はサンドワームなどを使用すると良いです。

その日によって何がベイトになっているかわからないので、色々な種類のワームを揃えておくと良いと思います。

 

さいごに

今の時期のナイトゲームはハイシーズン時に比べるとアタリは少ないものの、

釣れるアベレージサイスは大きい事が多いので、この時期ナイトロックを楽しんでいる人は意外と多いと思います。

一方で夜は暗くてトラブルも起きやすいシチュエーションでもあるので、

楽しく安全第一でナイトロックを楽しんでいきましょう!

 

シェアしてもらえると感激です(*^^*)

コメントする

ABOUTこの記事をかいた人

岩手県一関市出身。 秋田・岩手をメインに釣りをやっています。ロックフィッシング・シーバスフィッシング・バス釣りをやっています。 釣りの他に釣魚の飼育・アクアリウムも20年ほどやっています。 釣りや魚の飼育方法について主に記事を書いています。