北海道のロックフィッシュシーズナルパターン
北海道のライター杉林りょうです。
今回は北海道のロックフィッシュ、シーズナルパターンについて書かせて頂きます。
北海道でも太平洋側、日本海側、オホーツク海側で違いがありますが、大まかにまとめてみましたので参考になればと思います。
各項目で、オススメポイント、オススメルアー5選を紹介させていただきます。
〇時期
・1月~3月
・4月~7月
・8月~10月
・11月~12月
〇1月~3月
1月はその年の気温にもよりますが、中旬くらいまではソイ、ガヤ(エゾメバル)、カジカ、アイナメがハイシーズン同様に釣れます。
1月下旬~3月は、海水温が急激に下がる為、一気に魚の活性が低くなります。
北海道ではロックフィッシングをすれば必ずと言って良いほどガヤが釣れるので、「ガヤすら釣れない」と感じるこの時期は他の釣り(ワカサギやトラウト)をするという人が多いようです。
その日の状況とポイントを見極める必要性が高いというだけで、全くロックフィッシュが釣れないというわけではありません。
個人的に「時合」の影響が一番大きい時期で、魚の活性が高い時間帯は大型ロックフィッシュが何本も上がり、反対に釣れない時間は「海に魚がいないのかな?」と思うほど生命感がないこともあります。
寒さも厳しいので集中力が途切れますが、大型に出会える確率が高く、自身のレコードサイズを更新するチャンスでもあります。
・堤防の際
・水深10m前後のディープエリア
岩陰や岸壁ギリギリにくっついている魚の目の前に、ルアーを落として口を使わせるという方法が効果的ですが、晴れて陽が射している時は水深2mほどの超シャローエリア、船着き場などもポイントになります。
少しでも海水温が高いであろう場所を探し、海水温が安定しているエリアを選ぶと釣果に繋がります。
・エコギア熟成アクア バグアンツロッククロー 2.5inch 青イソメ
・エコギア ロックマックス3inch 北陸クリアホロ
・ベイトブレス バグジー3.5inch ソリッドブラック
・ノリーズ パドチュー2‐1/2inch グリーンパンプキン ブラックFlk. /ウォーターメロン レッド+グリーンFlk.バック
ロッドガイドとPEラインは凍結対策、フロロカーボンラインはマイナス気温だと必要以上に固くなるので、場合によってはナイロンラインが使いやすいでしょう。
〇4月~7月
北海道ではチカやニシン、イワシやサバも徐々に姿を確認できるようになり、ロックフィッシュは積極的に小魚を捕食し始めます。
4月はまだ若干渋い印象はあるものの、5月のゴールデンウィークあたりから7月頃まではハイシーズンになり、アイナメだけではなく、大型のソイやカレイ。ヒラメも接岸時期になるので狙うことができます。
過ごしやすい気温で魚の活性も高い為、初心者にオススメの時期です。
・海藻が豊富な場所
・テトラ帯
ロックフィッシングの基本パターン(リフト&フォールやボトムバンプ、ズル引き)がすべて使える季節です。
堤防は全域がポイントになり、小型のガヤは一投一匹で釣れるほど数が多いので、ガヤのバイトをかわし大きめのルアーを使用すると効果的です。
岸壁に生えている海藻の下をスイミングアクションすることでアイナメがチェイスしてきます。
強烈なバイトや魚が見えるサイトフィッシングはクセになる面白さです。
テトラ帯に大型が潜んでいることがあり、穴釣りでも50cmクラスがヒットする為、強めのタックルが安心でしょう。
・エコギア グラスミノーL ウルメ
・ベイトブレス ベタンコカーリー2inch モーターオイル
・メジャークラフト ジグパラショート ゼブラグロー
・ジャッカル カットバッカー ピンクゴールドベイト
テトラを狙う穴釣りではネットが使えない場合があります。大型に備えてロッドはM以上の硬さ、ラインはフロロカーボンの3号~5号でベイトタックル、というように強めのタックルで挑むと安心です。
〇8月~10月
海水温が上昇し「夏枯れ」と呼ばれる時期です。
低い水温を好むロックフィッシュの活性は低く、特にアイナメを釣ることが難しいです。
アイナメを狙う場合、少しでも海水温の低い場所を選ぶと好釣果に繋がるでしょう。小型のガヤやソイは変わらず釣れるので、ライトタックルで楽しむこともできます。
・沖の沈み根、かけあがり
潮通しの良いところは海水温が低くなり、ロックフィッシュが回遊することがあります。
ライトリグで楽しむ場合も、港内より潮の動きがある外海、堤防でも潮がぶつかる場所がポイントになります。
また、KISUKEチャンネルで冬に紹介されていた「ロングスピン釣法」が、夏のこの時期に非常に有効です。
ロングロッドに細いラインでの遠投ゲームもオススメです。
※北海道ではアキアジ(サケ)釣りがシーズンとなります。毎年問題になっていますが、場所に関しては特にトラブルが起こりやすいです。釣り場に入る際やキャストの際は十分な注意が必要です。
・メガバス ケムリカーリー4.5inch ザブトンピンク
・ダイワ HRFガブリシャッド2.9inch グロー
・カルティバ ロックンベイト リングキックテイル イワシ
・ジャクソン 飛び過ぎダニエル アカキン
大物がかかることも勿論ありますが、ライトタックルでとれるようになると釣りの幅が広がります。
〇11月~12月
10月の終わりから釣れ始める年もありますが、一番ロックフィッシングを楽しむ上で熱い時期がこの2ヵ月です。
夏のハイシーズンとは違って、パターンを掴めないと釣れない攻略しがいのあるシーズン。威嚇で口を使わせる、食性に訴える、いずれにしても活性は高いので普段使わないルアーを試しても面白いです。
周囲と違う攻め方がハマる場合があり、ルアーチョイスの違いで爆釣状態になることがあります。
・エコギア バルト3.5inch CPネンブツダイ
・ノリーズ エスケープチビツイン バンドウカワエビ
・メガバス マキッパ ブルーピンク
・O.S.P ハイピッチャー1/4oz タンデムウィロー スパークアイスシャッド
意外と知られていないのですが、北海道のアイナメは小型のガヤを捕食します。
もちろんガヤを捕食するということはかなり大型の個体なので、一撃で大物を狙う場合はガヤパターンを考えても良いと思います。春から夏にも使えるパターンです。
〇終わりに
今回は北海道のロックフィッシュシーズナルパターンについて記事にしました。
東北と北海道では少しロックフィッシュの生態に違いがあるものの、KISUKEチャンネル・ロックフィッシュ大全で紹介されているテクニックは有効です。
ロングスピンは冬だけではなく夏に有効であることや、秋から冬にかけてイモグラブの釣りもハマると好釣果が望めます。
その時々の天候、季節に合わせて釣り方を工夫し、ランカーサイズをキャッチしましょう!
最新動画情報
コメントを残す