北海道のライター杉林りょうです。
釣りのハイシーズン突入ですね!
ロックフィッシュは特に狙いやすい時期になります。
これを機にロックフィッシングを始めようという方もいるでしょう。ロックフィッシングで人気のワームとして「匂い付きワーム」があります。
匂いのついた特殊な液体に浸し、魚に強い匂いと味でアピールします。
Gulp!シリーズ
エコギア熟成アクア
この二種類が手に入りやすくメジャーでしょう。
ここではメリットとデメリット、「匂い付きワームのつかいどころ」をご紹介していきます。
【ニオイ付きワームのメリット】
①:ルアーフィッシングを始めたい人の初めてのルアーに
②:短時間で魚をキャッチしたい時に
③:ボウズ(釣果ゼロ)を逃れたい時に
【匂い付きワームのデメリット】
①:匂いが強い、手やタックルに匂いが付く
②:エサの食わせに近い為、ルアーフィッシングのゲーム要素が低くなる?
③:エサと変わらないのでは?
④:カラーは関係あるの?
⑤:形は関係あるの?
ニオイ付きワームのメリット
①:ルアーフィッシングを始めたい人の初めてのルアーに
初めてのロックフィッシングでルアーを使う場合、どんなルアーを選んだら良いか迷うと思います。
アクションの仕方、カラーの選び方、どんなリグを使えばいいかなどなど…
始める時のハードルが高いと少しやる気が削がれてしまいますよね。
そんな時にオススメなのが「匂い付きワーム」です。
匂い付きワームは匂いや味といった食わせの要素が強い為、アクションが上手くできなくても、魚はそれなりに食いついてきます。
上達にはまず魚をキャッチし、魚とのやり取りに慣れる必要があります。
それに慣れたら魚種を絞ったり、サイズを狙ったり、上級者向けの釣り方をしていくとさらにロックフィッシングを楽しむことができます。
アイナメ ヒットルアー Gulp!パルスワーム4inch カモ
②:短時間で魚をキャッチしたい時に
アングラーは時間に余裕のある人ばかりではありません。仕事の都合や学業などで、釣行時間が限られてしまう人もいます。
ですが、短い時間でも釣りがしたい!という時にも匂い付きワームの出番です。
短時間でも釣りをしたい人は
・魚に触れたい
・魚のファイトを味わいたい
という人がほとんどだと思います。
また、次の釣行に向けての調査の目的で「短時間釣行で偵察を」と考える人もいるでしょう。
魚の反応を調べることができ、尚且つ楽しむこともできるのがメリットですね。
③:ボウズ(釣果ゼロ)を逃れたい時に
私もそうですが、シーズンオフでもロックフィッシュを狙っている人はいます。基本通年狙えるロックフィッシュですが、真冬や真夏は魚の反応は乏しいです。
まだ真夏は、小型でもルアーにアタックしてくる魚はいるのでボウズになることは少ないですが、真冬は本当に生命感がなく、寒さも相まって釣果ゼロということもあります。
そんな時にも有効なのが小型(2inchほど)の匂い付きワームです。
熟成アクアならばバグアンツ青イソメカラー2inch。
Gulp!ならサンドワームカモカラー2inchです。
個人的な感想で言えばこの2つのルアーがあれば、とりあえず魚をキャッチできると思っています。
ハイシーズンでも、まずは魚を一匹釣りたい!という人にもオススメです。匂い付きワームで釣れた魚で活性を確認して、プランを組み立てるという戦法も楽しめますよ!
匂い付きワームのデメリット
①:匂いが強い、手やタックルに匂いが付く
敬遠されがちな理由の一つです。対策としては、釣具店やホームセンターに売っている消臭シートを持ち歩き、ワームに触れた後手を拭くと匂い移りは少ないです。
また、匂いの種類が苦手な方もいると思います。
Gulp!は酸味の強い匂いがします。駄菓子のよっちゃんイカの匂いに似ているという人もいます。
熟成アクアはかつお節のような匂いがします。
感じ方は人それぞれですが、匂いの特徴を知っておくと苦手な方も「これなら…」と選べるかもしれませんね。
②:エサの食わせに近い為、ルアーフィッシングのゲーム要素が低くなる?
楽しみ方は人それぞれ。
ロックフィッシュ大全でも「エサとワームの使い分け理論」という記事があります。
匂い付きワームを「汁物ワーム」ともいいますが、「汁物ワームは初心者向け」というイメージがあったり、
エサを何度も付け替えるのが面倒だから匂い付きワームを使う人がいたりと様々です。
私はルアーフィッシングを始める時、熟成アクアを店員さんに勧められて使用しました。
毎回エサ釣りをしていたので「こんなモノで本当に釣れるのかな?」と半信半疑でしたがあっさりと釣れました。
それから、どういう時にどんなルアーが良いか、カラーが良いか、魚の習性などを勉強してルアーフィッシングにのめり込んでいきました。
エサ釣りをしていた人がいきなりルアーで魚を釣るというのは結構難しいもので、ルアーフィッシングとエサ釣りの間に、エサに近いルアーである匂い付きワームがあるのは良いことだと思います。
匂い付きワームに慣れたら、色々なルアーを試して、ゲーム性を上げるも良し、数を上げるも良し、それぞれの楽しみ方を探していけたら良いですね。
③:エサと変わらないのでは?
これは匂い付きワームを使い始めた時に思うことですが…
匂い付きワームのほうがハマれば強いというメリットはあります。しかし魚を釣るという一点だけで言えば間違いなくエサが釣れます。
ではなぜわざわざ釣ることが難しいルアーで釣るのか?という疑問が生まれます。
個人的な意見ですが、
エサ釣りは 「釣れた」という感覚を楽しむ為に。
ルアーは 「釣った」という感覚で楽しんでいると思います。
ロックフィッシュにおいては食べる為だったり数を釣る「釣果重視」と、バス釣りのような「ゲーム性重視」にわかれます。
北海道に多く生息するエゾメバル(ガヤ)ですがエサだと釣れすぎてしまいます。
しかし、ルアーで日中、中層、尺サイズ狙いと条件を絞るとなかなか難しい釣りに変化します。
エゾメバル ヒットルアー 熟成アクアバグアンツ2inch 青イソメ
釣りは視野を広く持てば持つほど楽しめる趣味です。毎回新しい発見をしながら釣りをしたいですね!
④:カラーは関係あるの?
匂い付きワームなら、カラーは関係ないのではと思うかもしれませんが…
魚に限らず生き物は奥が深い。
私は熟成アクアでもGulp!でも試したことがありますが、その状況に適していないカラーを使うと釣れません。
匂い付きワームでも他のルアーでもエサ釣りでも、魚が興味を示さないことをしていては釣れないということですね。
⑤:形は関係あるの?
カラーと同じで、魚が口にしたいと思うベイトに似た形や大きさでなければ、いくら近くを泳がせても釣れません。
時間、潮まわり、天候、季節…考える要素は山ほどあります。
そこを考えて攻略するのがロックフィッシングの面白いところであり難しいところでもありますね!
ナガズカ ヒットルアー 熟成アクアSUPERどじょうS 川どじょう
〇まとめ
今回は匂い付きワームについて書かせていただきました。
エサの良いところ、ルアーの良いところを合わせ持ったユーティリティープレーヤーのようなルアーです。
釣れる、使い易いとメリットが多いですが、使用ハードルの低さからか釣り場でのゴミが目立ちます。
渇いたGulp!が落ちていたり、汁漏れした熟成アクアの袋が捨ててあったり。
そういったことが重なっていくと釣り禁止の場所が増えていきます。
皆が長く気分よく釣りができるようにマナーを守って楽しみましょう。
コメントを残す