ロックフィッシュシンカーの素材の特徴を把握しよう!

はじめに

ロックフィッシングはワームを使うため必ずシンカーという重りを使う事になります。

重りには色々な種類があり

①鉛

②ブラス(真鍮)

③タングステン

 

この種類によっても性質や用途が異なります。

釣りを極める為には、このシンカーの使い分けも知っておく必要があります。

またシンカーの形状も色々あり

この形状も状況に応じて使い分ける事で釣り戦術も大幅に広がります。

ですのでシンカーと一言でいっても実はとても奥が深いのです。

今回はこのシンカーについて少し特徴を紹介したいと思います。

 

シンカーの素材

鉛シンカー

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釣りに使われるオモリといえば鉛製が一般的です。

投げ釣りや沖釣りに使うオモリもそうですし、ほとんどのオモリに使用されています。

特徴としては他の素材よりも安価に購入できる事が挙げられます。

また鉛は他の素材に比べて柔らかく変形しやすいという特徴があります。

これはメリットに捉える事もできればデメリットにとらわれる事もできます。

ロックフィッシングにおいてはこの変形しやすい特徴はデメリットに働きます。

一例として、鉛シンカーのテキサスリグでリフト&フォールで攻めているときに根の隙間にシンカーが挟まった時に

竿を上下や左右に動かし根がかりを外そうとする時に、鉛シンカーが変形が生じて根にさらに深く食い込んでしまっているのです。

こうなるとラインを切らないと中々外すことができなくなります。素材が柔らかい故の欠点となります。

[su_note note_color=”#fdf465″ radius=”10″]鉛シンカー特徴

  • 安価で購入できる
  • 鉛は柔らかいため、変形しやすい
  • 根がかりすると食い込んで外れにくい
[/su_note]

 

ブラス(真鍮)シンカー

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この素材は鉛より硬く、比重も鉛より小さいという特徴があります。

また鉛・タングステンと同じ重さだとブラスが一番体積が大きくなります。

同じ重さで体積が大きく、比重が小さいという事は一番沈降スピードが遅いという事になります。

つまりブラスシンカーはフォールスピードが一番遅いシンカーといえます。

体積が大きいのでキャスティングする時に空気抵抗を受けやすく飛距離が伸びません。

またタングステンシンカーよりも強度は劣りますが、それなりに強度が高いため、感度もそこそこに良いです。

 

[su_note note_color=”#fdf465″ radius=”10″]鉛シンカー特徴

  • そこそこ高価
  • 比重が低いため沈むスピードが遅い
  • 体積が大きいので飛距離が出ない
[/su_note]

 

タングステンシンカー

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タングステンはレアメタルの一種です。

鉛やブラスに比べ、強度は高く、ちょっとやそっとでは削れたり、変形したりしません。

そして最大のメリットは比重が大きいので同じ大きさの鉛やブラスシンカーよりも体積が小さくなります。

この特徴はキャスティング時の空気抵抗の低減(飛距離アップにつながる)、水中抵抗の低減(潮の抵抗を受けにくく早く沈むようになる)につながります。

また素材が硬い事でボトム感知能力が高い。また根がかり率も低くなります。

そんな素晴らしいタングステンですが唯一の欠点がコストがとても高い事です。

[su_note note_color=”#fdf465″ radius=”10″]タングステンシンカー特徴

  • かなり高価
  • 比重が高いため沈降スピードが速い
  • 体積が小さいので空気抵抗を受けにくい
[/su_note]

 

シンカーの形状の違い

次にシンカーの形状の特徴をご紹介いたします。

シンカーには素材の他に色々な形状をしたものがあります。

これはデザイン性だけではなく、釣り場のシチュエーションによって使い分けることで有用性が変わってきます。

ここでは形状事の特徴を把握し、自分の釣り場に合ったものを選びましょう。

 

バレットシンカー

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テキサスリグの基本的なシンカーはこの「バレットシンカー」になります。

元々はバス釣りからの発祥のこのスタイルのため、ロックフィッシングに限らず色々な釣りでも活用できます。

このバレット(=弾丸型の形状)は先端が細いため障害物の隙間を通過しやすい形状となっています。

またシンカーの形状が重心が後方にあるため飛距離を出しやすい構造になっています。

デメリットとしては、形状が均一でないために場所によって潮の影響や浮力が不均一になるため

フリーフォールも不安定になりやすくなります。

[su_note note_color=”#fdf465″ radius=”10″]バレットンシンカー特徴

  • 障害物をかわし易い形状をしている
  • 飛距離を出しやすい形状をしている
  • フリーフォールが不安定
[/su_note]

 

ナツメオモリ

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東北の荒い磯場などでスタンダードに使用されているのが、恐らくこの「ナツメオモリ」だと思われます。

先ほど紹介したバレットシンカーは本来バス釣りが発祥だったため、重いウエイトのシンカーがあまりありませんでした。

一方ナツメオモリは色々なウエイトラインナップが揃っています。

ナツメオモリは丸オモリとバレットシンカーの中間的な要素を持った形状です。

飛距離・感度・沈降スピード・回避性能など平均的に優れています。

そういう意味では初心者にも扱いやすいシンカーといえます。

[su_note note_color=”#fdf465″ radius=”10″]ナツメオモリ特徴

  • 単価が安い
  • シンカーの重さが幅広く販売されている
  • 平均的な要素をもっている
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丸オモリ

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球体状の形状をしているこの丸オモリは、接地面積が一点に集中するため、他のシンカーよりも感度がとても良いです。

また空気抵抗も受けにくい形状のために、飛距離が出しやすい形状となっています。

しかし球体ゆえの欠点である、傾斜がある場所ではステイすることがあまりできず、傾斜に沿って転がっていき、結果根がかりに繋がる事があります。

そういう意味で他のシンカーに比べて根がかりがしやすいという点があげられます。

しかしこの特徴はテトラポットなどで使用すればテトラの最奥まで落とす事ができます。

私はこの丸オモリはテトラや穴の中を攻める時に使用しております。

[su_note note_color=”#fdf465″ radius=”10″]丸オモリ特徴

  • 感度に優れている
  • 飛距離を出しやすい
  • テトラポットの中を攻めやすい
[/su_note]

 

 

 

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    ABOUTこの記事をかいた人

    岩手県一関市出身。 秋田・岩手をメインに釣りをやっています。ロックフィッシング・シーバスフィッシング・バス釣りをやっています。 釣りの他に釣魚の飼育・アクアリウムも20年ほどやっています。 釣りや魚の飼育方法について主に記事を書いています。