アイナメシーズナルパターン!お盆~晩夏パターン(8月~9月)

はじめに

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8月お盆を過ぎると、1年間で一番水温が高くなる時期に突入します。

東北の海でもこの時期に入ると水温が25℃前後まで上昇します。

寒流系ロックフィッシュであるアイナメやクロソイなどにとって、とても苦しい時期になります。

そのため水温が安定している沖のディープエリアに移動してしまうため、陸から狙うには厳しい時期になります。

しかし一部の水温変化に強い個体は浅場でも過ごしやすいエリアに居残っているため、この時期はその数少ないディープエリアに避難しない魚の行動パターンをご紹介します。

盛夏アイナメパターン

それでは、夏場でもシャローエリアに残る固体はどのようなエリアに居るのでしょうか。

そのエリアの特徴をご紹介していきます。この時期シャローに居る個体は個体数が少ないので、以下に紹介する要素を全て含んでいる、あるいは2,3個以上含んでいないといけない厳しい条件となります。

要素1:潮通しと日差し

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夏の釣り場で必要条件となるのが「潮が効いたエリア」になります。

上の図の親潮が分岐して入ってくる入り口エリアは、潮の勢いも強く、冷たい寒流に影響されやすいエリアとなります。

この親潮の影響を受けやすいエリアを選ぶのが最初の条件となります。

また、夏はとにかく日差しが強いです。

海の中でも日差しが強いエリアにはロックフィッシュはつきません。

そのためこの時期は海草の陰大きな岩の陰などに隠れます。

しかもただ海草や岩がある陰だけではなく、さらに潮の通しがよいエリアに避難します。

また日差しが弱い明け方や夕方などのマズメ時を狙うのが有効になる時期となります。

img_7631 [su_note radius=”0″]【日差しと潮通しエリア特徴】

  • 日差しが強いエリアはNG
  • 海草や岩陰など日差しが当たらないエリアに隠れる
  • 潮通しが良いエリアでないとダメ
  • 朝マズメや夕マズメが狙いどき
[/su_note]

要素2:サラシエリア

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サラシが出ているエリアは単純に潮通しが良いエリアと言えます。

またそれだけでなく、夏の海は酸素が海に溶け込みにくいので、サラシができるエリアは酸素が沢山溶け込んでいるので、

夏には欠かせないエリアと言えます。

また夏にはベイトも沢山寄ってくるため、夏は外せないエリアといえます。

[su_note radius=”0″]【サラシエリア特徴】

  • サラシエリアは潮通しが良い
  • サラシエリアは溶存酸素量が多いエリア
[/su_note]

要素3: 上げ潮

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上げ潮のタイミングで沖からと海底から冷たい水が上がってきます。そのため夏場は下げ潮よりも、上げ潮のタイミングの方が水温が下がり、魚の活性が上がります。

しかし海底から上がってくる水温とシャローエリアの水温が、かけ離れすぎていると逆に魚の活性が下がる可能性もあります。

[su_note radius=”0″]【上げ潮パターン特徴】

  • 上げ潮は水温が下がる
  • 海底の水温が低いと水温差が激しく活性が下がる可能性がある
[/su_note]

要素4: 朝マズメ

1日で一番水温が低いとき、それは「朝」になります。

なので夏場は水温が低ければ低いほど良いので、朝マズメは夏場にとってチャンスの時期となります。

そして夏場の勝負はずばり朝マズメ~お昼くらいまでとなります。

 

 

盛夏のルアーアプローチパターン

次にこの難しい盛夏パターンのお勧めルアーとアプローチ方法をご紹介します。

盛夏はベイトも豊富になるため、色々なパターンがあります。

日によって効果的なパターンが変わるので色々試してみて下さい。

盛夏にお勧めルアー

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フィッシュベイトが接岸するまでは、基本的に甲殻類をメインに捕食します。

そのためシーズン初期はパルスクローなどの甲殻類ルアーがお勧めになります。

そしてフィッシュベイトが接岸してきたら甲殻類ルアーの他に

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フィッシュベイトに似せたルアーが有効になります。

パルスワームやグラスミノーなど(上記写真)がお勧めになります。

またこのフィッシュベイトの鱗のフラッシングなどもあるので、キラキラ光るワームやメタルジグなども有効になります。

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ルアーアクション方法

 

この時期はフィッシュベイトも多いため、釣りをするエリアに小魚が多い所や釣った魚が小魚などを吐いた時は、このフィッシュパターンが適切になるときがあります。

そのアクション方法ですが、「ハイリフト&カーブフォール」・あるいは「ハイリフト&スイミング」などが有効になります。

また上で紹介したようなジグなどの「ハイリフト&フォール」なども有効になります。ジグは遠投も効くので、ディープエリアにもアプローチできます。

 

そしてもう一つのパターンは通常通りの「リフト&フォール」

これは主に活性が低いときなどに効果的になります。

またベイトが甲殻類などのときにも有効になります。夏のアイナメは群でいるケースが少ないので、数少ないアイナメに気づいてもらう為に、リフトを大きくして、フォールをゆっくりするのもいいかもしれません。

この時期は一年で一番ロックフィッシュを釣りにくい時期にもなりますので、ロックフィッシュが好む要素が沢山含まれているエリアを探して狙ってみましょう!

この他にもアイナメのシーズナルパターンについて記載した記事のURLを紹介します。

ご興味がありましたらこちらもお読みください

・これからが本番!アイナメスポーニングパターン

・これからが本番!アイナメのスポーニングパターン その2

 

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ABOUTこの記事をかいた人

岩手県一関市出身。 秋田・岩手をメインに釣りをやっています。ロックフィッシング・シーバスフィッシング・バス釣りをやっています。 釣りの他に釣魚の飼育・アクアリウムも20年ほどやっています。 釣りや魚の飼育方法について主に記事を書いています。