アイナメシーズナルパターン!春パターン(4月~5月)

はじめに

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4月上旬。この時期は海の中は一番寒い時期でもあり一般的にロックフィッシュはシーズンオフになります。

そして4月下旬あたりから雪シロもおさまり、ロックフィッシュも徐々に釣れる様になってきます。

しかし釣れる様にはなってきても水温の上昇は遅い上に雪シロや雨で水温がすぐに不安定になるので、釣り場選びが本当に重要になります。

釣り場選びを間違えると、そのエリアにはまったく魚がいないという状況もよくあります。

そこで少しでもこの渋い時期でもアイナメが居そうな要素やポイントをご紹介します。

以下に紹介する要素を多く含んでいる堤防や磯場を探してトライしてみてください。

 

春アイナメが釣れる要素

①半島と潮の関係

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まず始めにGooglemapや空撮写真でポイントを見てみましょう。

太平洋側の東北の沿岸は親潮が北から南の方向に流れています。親潮は冷たい海流なので親潮が通る場所は水温が低くなります。

上の図より親潮の本流から分裂した潮が湾内に入ってきます。潮は湾内を一周して、また沖に出払います。

ここで注目するポイントは、春は海水温が低いので、少しでも水温が高いエリアを選ぶのがポイントになります。

 

潮が入ってくる北向きのエリアは親潮の勢いが強いため他よりも水温が低いポイントになります。

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なので春のポイントとしては適していないエリアとなるので、このエリアは外していいと思います。

 

そうなると親潮の影響をあまり受けない南側エリアが有望になります。

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上の図の黄色で囲まれたエリアは親潮が徐々に弱くなってきており、潮の影響が緩いため、湾内で一番水温が高いエリアとなります。

このエリアは日当りも良く浅いエリアでは水温も高くなりやすく、春のポイントとしては有望ポイントとなります。

また湾奥部分も潮の影響を受けにくく浅いエリアも多く、こちらも有望エリアとなります。

 

以上のことから春の水温が高い南向きエリア湾奥が有望なエリアといえます。

 

さらにこのエリアの細かいところを解説しますと、

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この時期のロックフィッシュは急な水温変化や強い潮の直撃を嫌がるので、潮の直撃から身を守れる大きな根や岩が沢山あるワンドエリアを好みます。

ポイントとしては沖に沢山の島や岩があれば、それが沖からの冷たい潮の直撃を防いでくれます。このようなポイントが有望になります。

このような場所をGooglemapや空撮、あるいは自分の目で探してみてみましょう。

 

②カニが沢山いる

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春の磯はあまりベイトがいません。

春のメインイベントはいったい何なのか。。

 

それはずばり「カニ類」となります。

ですので、カニ類が多く潜んでいるエリアが春先のロックフィッシュのキーポイントにもなります。

またワームで狙うときも「パルスクロー」や「バルキーホッグ」・「ツイスターホッグ」などホッグ系のワームが有効になります。

またカニが多くいるエリアには何が必要なのか。。。

それはカニが多く居るエリアの条件として一つは「潮が強くないエリア」。

つまり上で紹介した①のようなエリアにカニ類はいる傾向が高くなります。その他の条件としてこれも重要になります。

 

③海草が多いエリア

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海草が多いエリアはカニが多いだけでなく、ロックフィッシュにとっても良い条件となります。

春先の海草は主に「ホンダワラ」・「昆布」となります。

カニ類の他にエビや小魚・ハゼなど色々なベイトも身を潜んでいます。

海草が多く茂っているエリアは日照時間も長く、水温が高いエリアが多いため、海草が多いエリアも春先の良い条件のエリアといえます。

 

④砂地が近くにある・河川が近くにない

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堤防や磯場に砂地が絡んでいるポイントも有望になります。

砂地は太陽の熱を吸収し、放熱する特性があるため、水温上昇に影響を与えてくれます。

また砂地にもエビ類・ハゼ類のベイトも多く潜んでいますので適度に砂地があるポイントがお勧めになります。

逆にポイントの近くに河川があるエリアはお勧めできません。

この時期の河川の水温は海水温よりも低い事が多いです。そのため河川がちかくにあるエリアは河川水の影響で水温が低いエリアとなりますので、

春先のポイントとしてはあまりお勧めできないエリアといえます。

 

春先のルアーアプローチパターン

春先のおおまかなポイントがわかったところで、次はルアーアクション方法やアプローチ方法をご紹介します。

 

春にお勧めルアー

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先ほど上でお話したように、この時期のベイトは「モガニ」になります。

そのためワームのシルエットもカニ類がお勧めになります。

その他にはエビ類やハゼ類などのワームもお勧めになります。

 

攻めるポイント

攻めるポイントはストラクチャーを「超タイト」に攻めることです。

具体的に言うと海草の上をなぞるようにアプローチするのではなく、

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海草の中にぶっこむ位タイトに攻めることです。

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そのため餌釣りやブラクリでは針が海草に引っかかったりするので、テキサスリグなどフックが隠れる仕掛けで攻めるといいと思います。

 

ルアーアクション方法

この時期のロックフィッシュは基本的に低活性の個体がほとんどのため「リフト&フォール」もゆっくり丁寧にアプローチします。

リフト幅も小さく、フォールは極力フリーフォールでゆっくりアクションします。

またフォールさせボトムにワームがついた後は、少し食べる間を与える意味でステイ時間を長く(5秒くらい)入れるのも効果的になります。

 

水温も12℃~15℃くらいまで上がってくると水中のベイトが増えてくるので、だいぶ釣り易くなってくると思います。

それまでの春パターンは渋い時期になりますので、東北は秋田県などの日本海側は太平洋側よりもシーズンインが早いので、日本海アイナメを狙うのも面白いかもしれませんね。

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

岩手県一関市出身。 秋田・岩手をメインに釣りをやっています。ロックフィッシング・シーバスフィッシング・バス釣りをやっています。 釣りの他に釣魚の飼育・アクアリウムも20年ほどやっています。 釣りや魚の飼育方法について主に記事を書いています。